2024年版、首都圏の住みここちランキング発表

2025年2月20日 12時00分更新


 大東建託株式会社は2025年2月19日、過去最大規模となる居住満足度調査を実施し、「借りて住んだ&買って住んだ街の住みここちランキング 2024 <首都圏版>」を発表した。

このランキングでは、「住みここち」という評価軸において、居住者がどれほどその地域に満足しているかを評価している。評点は、非常に満足している場合を100点、満足している場合を75点というように、5段階で評価され、集計された偏差値に基づいて順位が決定された。特に、評点が非常に高いとされる地域には、偏差値が80以上という高評価が得られている。

借りて住んだ街(駅)の住みここちランキング

「借りて住んだ街(駅)」の1位には、東京都港区にある表参道駅が選ばれ、昨年の2位から順位を上げた。表参道駅は、因子別で「賑わい」部門において1位を獲得し、非常に高い評価を受けた。続いて2位には東京都世田谷区の松原駅、3位には2年連続で東京都中央区の築地・新富町A駅(近接駅の築地・東銀座・築地市場・新富町を統合)がランクインした。トップ10には、いずれも東京23区内に位置する駅が多く、その多くが偏差値80台の高評価を受けている。

借りて住んだ街(自治体)の住みここちランキング

「借りて住んだ街(自治体)」では、1位が3年連続で東京都中央区となった。この地域は、因子別で「交通利便性」や「親しみやすさ」で高評価を得ており、「住みここち<首都圏版>」でもトップの評価を受けている。2位には東京都武蔵野市、3位には東京都文京区がランクインし、トップ5にはすべて東京都の自治体が占められている。

買って住んだ街(駅)の住みここちランキング

「買って住んだ街(駅)」では、4年連続で神奈川県横浜市西区のみなとみらい駅が1位を獲得した。みなとみらい駅は、唯一偏差値80台という極めて高い評価を得ており、評価軸の「行政サービス」「親しみやすさ」「賑わい」の全てで1位を獲得した。2位には神奈川県横浜市中区の元町・中華街駅が、3位には東京都港区の白金台駅がランクインしており、みなとみらい線沿線の駅が上位に多く見られる結果となった。

買って住んだ街(自治体)の住みここちランキング

「買って住んだ街(自治体)」では、東京都中央区が4年連続で1位に輝き、引き続き高評価を維持している。続いて2位には東京都文京区、3位には東京都港区が選ばれ、東京都内の自治体が上位を占める結果となった。トップ10には、神奈川県や千葉県、埼玉県など、東京都以外の自治体も多くランクインしており、それぞれ「親しみやすさ」「賑わい」「交通利便性」などの因子で高評価を得ている。

大東建託株式会社による今回の調査の結果では、回答者の属性によって評価に違いが見られることが明らかとなった。

「借りて住んだ街」の評価傾向
都心部の繁華街がある地域に住む賃貸居住者は、特に高い評価を付ける傾向があり、利便性や便利な施設の充実度が評価の決め手となっていると考えられる。

「買って住んだ街」の評価傾向
一方、「買って住んだ街」では、特に子どもがいる世帯や結婚している世帯を中心に、千葉県浦安市、東京都国立市、埼玉県浦和区などの郊外の地域が高評価を得ていることが分かった。生活環境を重視する層が多いことが影響しており、交通の利便性や行政サービスの質が住み心地に大きな影響を与えていると考えられる。

いい部屋ネット「街の住みここちランキング&住みたい街ランキング

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