街の住みここちランキング2025首都圏版発表、大東建託
2025年5月15日 12時08分更新
2025年5月14日、大東建託株式会社は過去最大級の居住満足度調査に基づいた「いい部屋ネット 街の住みここちランキング2025<首都圏版>」を発表した。この調査は首都圏(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)に居住する20歳以上の男女、累計255,548名を対象に、インターネット経由で実施されたもの。
評価は、現在住んでいる街への満足度を点数化し、その平均値と偏差値で算出されている。駅ランキングは駅徒歩15分以内に居住する回答者が30名以上の駅を、自治体ランキングは回答者50名以上の地域が集計対象となっている。
■街の住みここち(駅)ランキングTOP20

今年の「住みここち(駅)ランキング」のトップは、5年連続で神奈川県横浜市西区のみなとみらい(みなとみらい線)となった。みなとみらいは唯一偏差値80台を記録しており、極めて高い評価を得ている。みなとみらい線で横浜駅まで近く、周辺には大規模商業施設やホテル、遊園地などの観光スポットが集まり、「賑わい」因子で2位、「行政サービス」因子で5位と評価が高い。
2位には、今回初めてランキングの対象となった神奈川県横浜市中区の馬車道(みなとみらい線)がランクインした。馬車道は明治時代の西洋建築が残り、カフェやショップも増え、観光客にも人気がある。医療機関や公共施設も充実しており、生活に必要なインフラが整っている。
3位は東京都港区の六本木一丁目(東京メトロ南北線)で、昨年の8位から順位を上げた。駅直結の商業施設があり日々の買い物に便利で、複数の地下鉄路線駅が徒歩圏内にあるため交通利便性も高い地域だ。
トップ10を見ると、「親しみやすさ」「賑わい」因子の評価が高い駅が多くランクインしている。その他、代官山(昨年23位→4位)、千駄木(昨年12位→10位)が順位を上げている。
■街の住みここち(自治体)ランキングTOP20

「住みここちランキング」のトップは、7年連続で東京都中央区となった。中央区は唯一偏差値70台の高い評価を得ている。「親しみやすさ」因子で1位、「交通利便性」因子で2位、「賑わい」因子で3位、「行政サービス」因子で4位と、複数の因子で高い評価を受けている。銀座や日本橋といった商業中心地と、月島や人形町といった下町風情が残る街が共存し、臨海部の開発により交通・生活利便性が高い地域だ。
2位は東京都文京区で、こちらも7年連続のランクインである。文京区は区全体が山手線内側に位置し、大学や中高一貫校が多く集まる緑豊かな文教地区であり、教育環境や「静かさ治安」の評価が高い。交通利便性や医療機関、図書館、美術館なども充実している。
3位は、昨年の4位から順位を上げた東京都武蔵野市だ。武蔵野市は吉祥寺駅周辺の商業施設、三鷹駅周辺の行政施設、武蔵境駅周辺の文教施設とエリアごとに異なる特徴を持つ。井の頭恩賜公園などの自然がありつつも、渋谷や新宿へ約20分でアクセス可能など、多様な魅力を持つ街である。
自治体ランキングのトップ10も、駅と同様に「交通利便性」「親しみやすさ」「賑わい」因子の評価が高い自治体が多くランクインしている。東京都品川区も昨年の11位から順位を上げて10位にランクインしている。
詳細下記から確認できる
・街の住みここち(自治体)ランキング<首都圏版>
・街の住みここち(駅)ランキング<首都圏版>
・住みたい街(自治体)ランキング<首都圏版>
・住みたい街(駅)ランキング<首都圏版>