文房具総選挙2024大賞発表!
2024年5月28日 10時00分更新
今年の「文房具総選挙」は12回目となるが、文房具業界の活況を反映して新たに3つの関連部門が追加された。100点のノミネート作品には、子ども向けやSDGs文房具などのトレンドアイテムが含まれている。
また、SNSで話題となったユニークな形状とネーミングの本専用アイテムがトップに輝く結果となった。
雑誌『GetNavi』とウェブメディア『GetNavi web』が主催する文房具のアワード企画。2013年に始まり、現在12回目を迎えている。最新の文房具から、ビジネスや勉強、生活に役立つ機能を持つアイテムが幅広くノミネートされ、一般からの投票でナンバーワンを決定する。
文房具総選挙2024の結果発表!
大賞は、形を巧みに言語化し投票者のハートをがっちりグリップした本専用アイテム
大賞
「ウカンムリクリップ」(サンスター文具)
「ウカンムリクリップ」(サンスター文具)
大賞に輝いたのは、「その形があったか!」と思わず膝を打ってしまう、漢字の“うかんむり”型の本専用クリップ。従来のブッククリップでは圧迫されがちだった「背表紙」や「書籍の中央」を避けて留めるため、開きグセが付きにくく本が傷むのを防げる。それでいて、分厚い参考書などもしっかり固定。約46gと軽量で携帯しやすい点も魅力だ。
準大賞は、書くときも眺めるときも気持ちいい、ノート界の王者の新作
準大賞
「キャンパス フラットが気持ちいいノート(ドット方眼罫)」(コクヨ)
「キャンパス フラットが気持ちいいノート(ドット方眼罫)」(コクヨ)
国民的ノートブランド「キャンパスノート」の新顔が準大賞を受賞。無線綴じノートの見開き性を追求し、強度を保ちながらも同ブランド史上最もフラットに開く構造を実現した商品だ。見開きをひとつの面のように広々使え書き込みやすく、写真に撮ったときに影ができにくいのも魅力。
“学び直し”ニーズを反映し、プチストレスを解消した文房具が上位を席巻
左から「本に寄り添う文鎮」「キャンパス 青色シートで覚える暗記用ペンセット」(ともにコクヨ)、
書く・消す部門第3位の「大人の魔法のザラザラ下じき」(レイメイ藤井)
期せずして、大賞・準大賞ともに、勉強時のプチストレスを解消するアイテムが入賞。さらに第3位には、大賞同様に本を開いた状態でキープできる「本に寄り添う文鎮」(コクヨ)、第5位は「キャンパス 青色シートで覚える暗記用ペンセット」(コクヨ)と、勉強がはかどる文房具の入賞が続いた。これらの結果から、「リスキリング」や「リカレント教育」といった言葉が一般化し、「勉強」が全年代にとって関心の高いテーマとなっていることがわかる。
機能別部門
■「書く・消す」部門
「リサーチラボペン」(コクヨ)
■「記録する」部門
「キャンパス フラットが気持ちいいノート(ドット方眼罫)」(コクヨ)
■「切る・貼る・綴じる」部門
「ウカンムリクリップ」(サンスター文具)
■「収納する」部門
「カクスタ ポータブルペン立て シリコンタイプ」(ソニック)
■「印をつける・分類する」部門
「つまめるはんこ」(シヤチハタ)
トレンド部門
■「キッズの勉強がはかどる文房具」部門
「キャンパス 青色シートで覚える暗記用ペンセット」(コクヨ)
■「キッズの勉強がはかどる環境をつくる文房具」部門
「ビジュアルバータイマー」(キングジム)
■「SDGs文房具」部門
「ジェットストリーム 海洋プラスチック」(三菱鉛筆)
■「キッズの勉強がはかどるプチロングセラー文房具」部門
「しゅくだいやる気ペン」(コクヨ)
選考委員全員が驚いた! “実はスゴい”を称える特別賞
今回は、各部門賞を逃したが文房具シーンで注目される商品に特別賞が設けられました。選考委員全員が選出し、5つの商品が表彰された。
■わかりにくいけどスゴいで賞
「サラサクリップ3C」(ゼブラ)
■ド直球でスゴいで賞
「ゴツ盛りインクの蛍光ペン」(エポックケミカル)
■開発者の粘り勝ちで賞
「ホワイトスピード」(ぺんてる)
■SDGs文房具の今後を予感させたで賞
「みんなのふせん 強粘着」(プラス)
■投票イベントで一番評価されたで賞
「『ブギーボードペーパリー』BB-18」(キングジム)
https://getnavi.jp/features/bunbougu-senkyo/
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