法人向け弁当、出社回帰で需要拡大。くるめし弁当ランキング2025
2025年12月23日 09時05分更新

国内最大級の法人向け弁当デリバリーサービス「くるめし弁当」を運営する株式会社くるめしは12月19日、2025年1月から10月までの売上データに基づく「人気弁当ランキング2025」を発表した。出社回帰の流れを背景に、オフィスでの食事体験やコミュニケーション創出の起点として弁当の役割が拡大していることが明らかになった。
総合ランキング1位には、塚田農場おべんとラボの「絶品!塚だまタルタル若鶏のチキン南蛮弁当」が選ばれた。同商品は日本ロケ弁大賞で2年連続金賞を受賞しており、会議や懇親会、撮影現場など多様なシーンで支持を集めている。利用者からはイベントや会議での満足度の高さを評価する声が寄せられていた。

利用シーン別では、「会議・セミナー部門」と「懇親会部門」で賛否両論の「牛のとろろすき焼き弁当」が首位を獲得。同商品は会議・セミナー部門で3年連続1位となった。多様なおかずや付属のお品書きが評価されている。
「ロケ・撮影部門」では総合1位のチキン南蛮弁当が首位となり、2位には日本ロケ弁大賞でTV業界賞を受賞したオーベルジーヌの「チキンカレー(Bタイプ)」がランクインした。
「イベント部門」ではとんかつまい泉の「いろいろ弁当」が1位を獲得。価格とおかずの品数のバランスが支持された。「会食・接待部門」では亀戸升本の「すみだ川あさり飯」が1位となり、一品一品の丁寧な仕上がりが大切な場でのおもてなしに適していると評価された。
同社は2025年の市場動向について、出社回帰により「オフィスで食事を共にする時間」の価値が再認識された年だったと分析している。会議や社内コミュニケーションの場で弁当を活用する機会が増え、企業活動における身近な選択肢として定着しつつあるという。
こうした環境変化を受け、顧客が求める価値も変化している。味や価格だけでなく、話題性や特別感といった体験価値への関心が高まっており、同社は限定シリーズ「くるめしプレミアム」や、食べログカレー百名店「SPICY CURRY 魯珈」などの有名店との商品開発に注力してきた。
また、弁当に求められる役割も多様化しているという。従来の「食事」としての機能に加え、「企業における食事体験」や「コミュニケーションを生み出すきっかけ」としての価値が重視されるようになった結果、おにぎりやサンドイッチといった軽食に加え、スイーツなど新たなジャンルへの関心も拡大しているとのこと。揚げパン専門店やドーナツ専門店、和菓子専門店など、専門性を持つ店舗が相次ぎ参入した。
くるめし弁当は約950店舗、21,000種類の商品を掲載し、ロケや展示会などの大型イベントから役員会議まで幅広いニーズに対応している。同社は今後も、弁当という枠を超えて企業での時間を豊かにする食体験の提供を通じ、法人向けフードデリバリーの新たな価値創出に取り組むとしている。
ランキング詳細は下記URLを参照。
くるめし リリースURL:https://www.kurumeshi.co.jp/news/1330/





