新車購入満足度は9割超、使用頻度別に見えた満足と不満のギャップ​

2026年2月12日 11時53分更新


 株式会社クルカは2月12日、新車購入者を対象とした「新車購入とお金の実態調査2026」の結果を公表した。 2022年1月以降に新車を購入し意思決定に関与した1,076人を対象に行った本調査では、新車への総合満足度は9割超と高水準である一方、不満の中心には月々の支払いと燃費・維持費といった金銭面の負担が位置していることが明らかになった。

調査によると、新車に対する総合的な満足度は「非常に満足」「やや満足」の合計が加重平均で90.1%となり、多くの購入者が購入判断に一定の納得感を持っていることがわかる。 使用頻度別に見ると、購入した車をほぼ毎日使用する層では「非常に満足」が41.3%と最も高く、週3〜4日使用する層の25.4%と比べて15.9ポイント上回る結果となった。 この層では「満足している」の合計も92.5%に達し、日常的な利用者ほど新車への満足度が高い傾向がうかがえる。

一方で、「あまり満足していない」「全く満足していない」と回答した割合は週3〜4日使用層が11.6%で最も高く、ほぼ毎日使用する層の6.2%の約2倍に相当する。 週1〜2日以下の使用層では「非常に満足」34.3%、「やや満足」54.0%と、全体としては高い評価を維持しながらも、一部では不満が残っている構図が見て取れる。​

不満の理由を掘り下げると、使用頻度によって課題視されるポイントが異なる。ほぼ毎日使用する層では「燃費や維持費が想定より高い」が37.9%で最多となり、ガソリン代やメンテナンス費など日々のランニングコストが負担感につながっている。 同じ層では「月々の支払いが想定以上」も31.0%、「性能や機能が期待と違う」も24.1%と一定数挙がるが、最も強い不満要因は維持費となっている。​

これに対し、週3〜4日使用する層では「月々の支払いが想定以上」が44.4%と突出して高く、「燃費や維持費が想定より高い」33.3%を上回る。 使用頻度が比較的高い一方で、毎日運転するほどではない層にとっては、実際の利用頻度に対して月額の支払いが見合っていないという心理的なギャップが、不満として表出しているとみられる。​

週1〜2日以下の使用層では構図がさらに変化し、「性能や機能が期待と違う」が28.1%で最多となり、「月々の支払いが想定以上」「燃費や維持費が想定より高い」がそれぞれ25.0%で続く。 この層では走行距離が限られる分、支払い負担や燃費よりも、装備や走行性能などスペック面への期待とのギャップが不満要因として意識されやすいと考えられる。​

金銭面の負担感は、ローン利用者のデータからも浮き彫りになる。総額予算を設定し、自動車ローンや残価設定ローンを利用した490人を対象に、月額支払い帯ごとの予算オーバー状況を分析したところ、特に月額6万円以上の帯で週3〜4日使用層の「大幅に予算オーバー」が57.1%と突出していた。 同じ6万円以上でも、ほぼ毎日使用する層では「大幅に予算オーバー」が46.2%、週1〜2日以下の層では23.1%にとどまり、「予算通り」が38.5%で最多となるなど、使用頻度と費用負担のバランス評価には大きな差が見られる。​

また、週3〜4日使用層は月額支払い額にかかわらず予算オーバー率が高い傾向があり、月額2万円未満でも85.7%が「大幅」「やや」を合わせた予算オーバーを経験している。 不満理由として「月々の支払いが想定以上」が突出していたことと合わせると、この層では購入時の予算設定と実際の支払いのギャップが、満足度を押し下げる主要因になっている可能性が高い。​


調査概要
​調査名称:新車購入とお金の実態調査2026
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2025年12月4日〜同年12月5日
有効回答:直近3年以内(2022年1月以降)に新車を購入し、購入時の意思決定に関与した方 1,076名
出典「クルカ」:https://newcar.shop/

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