海外旅行保険の利用は病気とケガが6割超、オリコンが調査
2026年5月21日 10時30分更新
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株式会社oricon MEは2026年5月1日に、同日発表の「2026年 海外旅行保険ランキング」と併せて、海外旅行保険に関する詳細な利用実態データを発表した。この調査は、2026年のランキング調査対象者である1,177人を対象として実施され、実際に海外旅行先で適用した補償内容や治療費の金額、治療費に対する補償割合などの具体的な項目について回答を得ている。近年、海外渡航が再び活発化する中で、旅行先における予期せぬトラブルや医療費の高騰に対する懸念は高まっており、加入した保険が実際にどのように役立っているのかを示す貴重なデータとして注目される。調査結果からは、持ち物の破損や盗難といったトラブルだけでなく、体調不良や怪我といった身体的なアクシデントに対して保険が活用されている実態や、実際の補償の手厚さが次回以降の加入意向に強く影響している傾向が明確になった。

海外旅行時に実際に適用した補償内容を複数回答で確認したところ、カメラやバッグなどの破損・盗難を補償する「携行品損害」が47.1%となり、単独の項目としては最も高い割合を占める結果となった。しかし、身体に関する項目に着目すると、「治療費用(病気)」が35.4%、「治療費用(ケガ)」が26.5%となっており、これら「病気」と「ケガ」による医療関連の補償適用を合計すると61.9%に達し、全体の6割を超えることが判明した。また、保険を適用することになった旅行の期間について単一回答で調査したところ、「8〜10日間」という中長期の旅行が27.0%で最も高く、次いで「4〜5日間」が24.7%、「6〜7日間」が24.5%という順で続く結果となっている。このことから、1週間前後の比較的スタンダードな渡航期間だけでなく、1週間を超えるようなやや長めの滞在において、何らかのトラブルが発生して保険を申請するケースが多く見られることが分かった。
さらに、海外旅行先で実際に病気やケガをして保険を適用した経験を持つ363人を対象に、保険が適用される前の段階での「おおよその治療費」を日本円換算で算出したところ、最も多かったのは「5〜9万円」の19.0%であった。これに「10〜14万円」の18.5%が続き、さらに「2〜4万円」と「1万円」がそれぞれ同率の15.2%で並ぶ結果となった。これらを合算すると、「10万円以下」の比較的少額な治療費のケースが合計で49.4%となり、全体の約半数を占めている。一方で、海外旅行先での病気やケガに伴う治療費の補償割合について聞いた設問では、「100%(全額)補償」されたと回答した人が全体の約7割に迫る67.2%で最多となった。次いで「80〜90%補償」が16.0%、「50〜70%補償」が14.1%となっており、多くの利用者が自己負担をほとんど出すことなく医療サービスを受けられている実態が明らかになった。実際の保険適用者からも、夫婦で新型コロナウイルスに感染した際の手厚い治療費補償や、高額な医療費が全額手元に戻ってきたことを評価する声が上がっており、慣れない海外での医療トラブルにおいて、海外旅行保険が実効性の高い安心材料として機能している様子がうかがえる。

今後、再び海外旅行へ行く機会があった場合に「同じ海外旅行保険をどの程度また利用したいか」という加入意向を調査したところ、「やや利用したい」が48.3%で最高となり、次いで「とても利用したい」という強い意向を持つ人が44.6%となった。これらを合わせた継続利用意向は92.9%と9割を超える結果となっており、一度実際の補償やサービスを体験したユーザーは、次回も同じ保険をリピートする傾向が極めて高いことが実証された。実際のトラブル発生時に受けた金銭的・心理的なサポートという成功体験が、その後の確固たる信頼感につながり、将来の選択にポジティブな影響を与えていると分析できる。なお、同日発表された最新の「2026年 海外旅行保険ランキング」の総合結果においては、総合1位に同点でのランクインとなった「AIG損害保険」と「ジェイアイ傷害火災保険」の2社が輝き、それに続く総合3位には「損保ジャパン」が選出される結果となった。
この調査により、海外旅行保険は旅行者の病気やケガの際に大きな支えとなっており、実際の利用体験が次回の高い加入意向に直結している実態が明らかになった。
参考URL:https://cs.oricon.co.jp/





