アートな自治体ランキング発表、長野県松本市が首位獲得

2026年7月10日 10時35分更新


 株式会社令和トラベルは2026年6月12日に、全国1,741の自治体を対象に実施した「梅雨の『お出かけ』は美術館・博物館へ。大人の知的好奇心を満たすアートな自治体ランキング ベスト30」を発表した。この調査は、同社が運営する旅行アプリ『NEWT(ニュート)』の独自リサーチ部が多角的な視点から分析し、2026年の梅雨に訪れるべき全国の文化観光施設が充実した地域をランキング化したものだ。梅雨の時期特有の雨天による外出のしづらさを解消しつつ、静寂な空間で大人の教養を深めることができる美術館や博物館を巡る旅の目的地として、ふさわしい30の自治体が厳選された。選定にあたっては、ミュージアム充実度、梅雨の屋内快適度、大人の知的好奇心適合度、文化観光としての回遊力、行きやすさと現地移動の現実性という5つの観点から各20点、合計100点満点で各自治体が多角的に評価された。

 このランキングにおいて、合計98点という非常に高い評価を獲得して堂々の第1位に輝いたのは長野県松本市だ。松本市は、同市出身の前衛芸術家である草間彌生氏の作品を常設展示する「松本市美術館」や、独自の美を伝える「松本民芸館」などの施設が各所に点在する芸術都市として知られている。国宝の松本城を中心とした歴史的な城下町の景観が雨によってしっとりとした情緒を醸し出し、豊かな自然と美術が調和する空間が大人の探求心を深く刺激する点が首位獲得の要因となった。続く第2位には合計94点を受けた富山県富山市がランクインした。「ガラスの街とやま」を推進する同市は、世界的な建築家である隈研吾氏が設計した「TOYAMAキラリ」の中に富山市立図書館や現代ガラス芸術が集結する空間を設けており、天候に左右されず一日中快適に過ごせる極上のリトリート環境が評価された。そして第3位には合計92点となった徳島県鳴門市が追随した。鳴門市に位置する「大塚国際美術館」は、世界26カ国の西洋名画を原寸大の陶板で再現した圧巻の完全屋内施設であり、歴史的背景を学べるガイドツアーや館内レストランの充実度が至高の没入体験を約束するとして高い支持を得た。

 さらに4位以下についても、高い利便性とアート性が融合した魅力的な自治体が選出されている。第4位の東京都港区(91点)は、国立新美術館や森美術館などの日本を代表するアート施設が密集し、地下鉄駅から直結した回遊性の高さが光る。第5位の福岡県太宰府市(90点)は、九州国立博物館と太宰府天満宮がアクセストンネルで結ばれており、雨に濡れることなく移動できる歴史探訪のオアシスとして評価された。第6位の東京都千代田区(89点)は、東京国立近代美術館を中心に近現代美術の粋を体系的に学べる点が知的な休日に適しているとされる。第7位の滋賀県甲賀市(87点)は、I.M.ペイ氏の設計による「MIHO MUSEUM」が雨や霧の日にいっそう幻想的な姿を見せることで非日常の没入感を提供する。第8位の大阪府大阪市(86点)は、大阪中之島美術館などの大型拠点が集積し、地下街の発達によるストレスフリーな巡回が可能だ。第9位の奈良県奈良市(85点)は、奈良国立博物館での仏教美術鑑賞と雨に濡れた古寺の幽玄な美が心のデトックスをもたらす。そして第10位の神奈川県横浜市(98点・同点)は、横浜美術館を中心にみなとみらいエリア全体が地下で直結された都市型回遊観光の完成形として、カップルや友人同士の休日にふさわしい舞台を提供する。

 この調査結果からわかるように、全国の優れた美術館や博物館を擁する自治体は、天候に左右されない快適な屋内環境と地域の歴史や食文化を組み合わせることで、梅雨の時期だからこそ価値が高まる魅力的な文化観光の目的地としての役割を果たしている。

参考URL:https://newt.net/jpn/nagano/mag-773525057

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