ユナイテッド航空が高速スターリンクWi-Fiの導入を加速
2026年7月3日 09時20分更新

ユナイテッド航空会社は2026年6月25日に、マイレージプラス会員向けに無料で提供する高速スターリンクWi-Fiの機体への導入を加速させていると発表した。発表日の夜には、ニューアーク/ニューヨーク発ロンドン行きのUA14便(ボーイング777-200型機)が出発予定となっており、この便が同社において初めてスターリンクを搭載した大西洋横断ワイドボディ旅客便となる。これは今年中にスターリンクの導入を計画しているおよそ60機のワイドボディ機における第1号であり、来年の夏までにはワイドボディ機の全機材へ搭載を完了する見込みだ。大西洋と太平洋の両路線で世界最大規模を誇る同社は、世界最先端の低軌道衛星ネットワークを活用することにより、これまでは圏外であった洋上や極地、遠隔地の上空を飛行している間でも、信頼性の高い快適なインターネット接続を提供する。現在、すでに400機以上の機材にこのシステムが導入されており、今年末までには約1,000機までその規模を拡大する計画だ。

国際線を利用する顧客は、シカゴの本社をはじめ、ニューアーク/ニューヨーク、ワシントンD.C.、ヒューストン、サンフランシスコといった米国内の主要なハブ空港と、東京、ロンドン、フランクフルト、チューリッヒ、パリ、アムステルダム、ブエノスアイレスなどの世界的な人気都市を結ぶ広大な路線網において、スターリンクを搭載したボーイング777-200型機を利用できるようになる。この取り組みについて、同社の最高顧客責任者であるデイビッド・キンゼルマンは、国際線における接続体験のあり方を変革しようとしていると述べている。高度約10,000メートルの上空を飛行する機内であっても、自宅にいるときと同じような高速かつ安定した接続環境が利用可能になることで、乗客のみならず従業員にとっても機内での体験そのものの捉え方が大きく変化する可能性を秘めている。
昨年春に初めてスターリンクWi-Fiを導入して以来、同社が運航した搭載便の数は311,000便を超えており、これまでに1,860万人以上の乗客が利用し、合計で990万台のデバイスにインターネット接続環境を提供してきた実績がある。この急速な展開に伴い、実際に機内でWi-Fiを利用した顧客の満足度データはほぼ倍増という極めて高い伸びを記録した。同社の最高航空運航責任者であるアンキト・グプタは、これほどのスピードと規模で新システムを展開できた背景として、社内チームが持つ豊富な経験やノウハウ、そしてスターリンクとの強固な連携体制があったことを挙げている。両社が緊密に協力し合ったことで、非常に効率的な導入プログラムが構築され、年末に向けた1,000機近い機材への展開も迅速に進められている。
さらに同社は、現在約900機の機材に167,000台以上のシートバックモニターを設置しているが、今後導入される新機材の納入や既存の機材改修によって、その数をさらに倍増させる大規模な投資を計画している。スターリンクの接続環境と次世代シートバック技術が組み合わさることで、個人のスマートフォンやタブレットと機内エンターテインメントシステムの両方において、よりパーソナライズされた体験が可能になる。高度10,000メートルでのオンラインゲームのリアルタイムプレイ、座席でのネットショッピングや旅行プランの確認、さらには共同作業ドキュメントの編集や複数デバイスの同時接続など、従来の機内Wi-Fiを遥かに凌駕するデジタルサービスへのアクセス環境が実現する。なお、この高速インターネット接続サービスは、マイレージプラス会員であれば完全無料で利用することができ、搭乗便がスターリンク搭載機である場合には出発前にあらかじめ通知が届く仕様となっている。ユナイテッド航空は最新の衛星通信技術を迅速に導入することで、これまでにない革新的で快適な空の旅の提供を目指す。
参考URL:https://www.united.com/ja/jp/newsroom/announcements/cision-125469





