SNS疲れがAI利用の引き金に、服選びは最適解重視へ。オンワードHD調査

2026年7月7日 10時10分更新


 オンワードホールディングスが7月2日に発表した意識調査によると、ファッション情報の収集先がSNSや動画へと移行する一方、SNSに疲れや限界を感じる層が約5割に達していることが判明した。その代替としてAI活用が急増しており、情報収集の第三の転換期を迎えつつあるという。

同調査では、ファッション雑誌の参考頻度が「減った」と回答した人が全体の50.1%にのぼった。情報収集の移行先は動画コンテンツ(50.0%)とSNS(46.4%)が大勢を占め、デジタルメディアへのシフトが定着している実態が浮かび上がった。
しかし、その移行先であるSNSに対しても、「SNSでのファッション情報収集に”疲れ・うんざり感・限界”を感じることがありますか?」という設問に対し、「よくある」「たまにある」を合計すると47.2%が疲れや不満を感じると回答。疲弊の根本原因は量と信頼の二点に集約されており、最大の理由は「情報が多すぎて自分に合うものが見つけにくい」(61.7%)で、広告・PRの多さやインフルエンサーへの信頼度低下がそれに続いている。

こうしたSNS疲れが、AI移行のトリガーになっている実態も調査で明らかにされている。SNS疲れを感じる層に情報収集の変化を尋ねたところ、「AIを使うことが増えた」が37.6%で最多、AI利用頻度が「やや増えた」「大きく増えた」を合計すると全体の32.4%がAI利用を拡大しており、SNS疲れあり層の増加率は49.3%と、なし層(20.6%)の2.4倍に達したという。

現時点でChatGPTやGeminiなどの対話型AIをファッション情報源として活用する層は全体の17.1%にとどまるが、5年前のゼロ水準からの急拡大であり、ECサイトのレビュー・口コミ活用も28.8%から33.6%へと伸長している。

オンワードHDは、今回の調査で明らかになった生活者のリアルな声を反映し、流行を追うだけでなく、その人にとっての最適解を提案できるブランドとして、商品開発や情報発信、デジタル体験の全領域における取り組みを強化していく方針だ。

オンワードHD:https://www.onward.co.jp/

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