オリコン上半期本ランキング2026が発表、主要3部門の1位が決定

2026年5月27日 10時45分更新


 株式会社oricon MEは2026年5月26日に、「第19回 オリコン上半期“本”ランキング 2026」の「主要3部門」および「BOOKランキング ジャンル別/形態別」の結果を発表した。今回のランキングは2024年12月2日付から2025年5月26日付(実質集計期間:2024年11月18日〜2025年5月18日)の売上データに基づき集計されたものである。今年の主要3部門では、それぞれの分野で極めて高い人気を誇る作品がトップに輝いた。BOOK部門では堀田秀吾氏のビジネス・自己啓発書、文庫部門では夕木春央氏の傑作ミステリー、コミック部門では尾田栄一郎氏の国民的人気漫画がそれぞれ1位を獲得している。出版不況が叫ばれる近年において、これらの受賞作品は確固たる支持を集め、多くの読者の手に渡った。本発表を機に、各作品の著者からの喜びや感謝のコメントも公開され、エンタープライズとしての出版業界や全国の書店を大きく盛り上げている。

 栄えある「上半期BOOKランキング」で第1位に輝いたのは、堀田秀吾氏の『ハーバード、スタンフォード、オックスフォード…科学的に証明されたすごい習慣大百科』(SBクリエイティブ)であった。期間内の推定売上部数は30万5179部を記録。本作は世界の名門大学の研究機関で科学的に実証された「習慣化」の具体的なテクニックを分かりやすく網羅した一冊である。ジャンル別の「ビジネス書」および「自己啓発書」の2つの部門でも同時にトップを獲得し、見事ジャンル別2冠を達成するとともに、著者自身としても初の上半期BOOK部門1位という快挙を成し遂げた。堀田氏は今回の受賞に対し、「一介の学者がこのような賞をいただけるなんて光栄の至り。ビジネス書の出版はチーム戦であり、出版元や全国の書店員、読者の努力と愛情の賜物です」と深い感謝の意を述べている。なお、同部門の2位には雨穴氏の『変な地図』(30万4148部)、3位には朝井リョウ氏の『イン・ザ・メガチャーチ』(27万8418部)がランクインした。

 続いて「上半期文庫ランキング」では、夕木春央氏の本格ミステリー小説『方舟』(講談社)が期間内売上20.7万部(推定売上部数20万7026部)を記録し、著者初となる第1位を獲得した。本作は、地下の閉ざされた施設に閉じ込められた男女が、極限状態の中で殺人事件に遭遇しつつ脱出を目指すという緊迫感溢れるクローズド・サークル型のミステリーである。2022年9月に単行本として刊行された際にも『週刊文春ミステリーベスト10』や『MRC大賞2022』をダブル受賞するなど大きな話題を呼んでおり、2024年8月に待望の文庫化がなされてからも、その圧倒的なリーダビリティと衝撃的な展開からさらにファン層を拡大し、今回の首位奪取に繋がった。文庫部門の2位には湊かなえ氏の『人間標本』(20万1208部)、3位には松下龍之介氏の『一次元の挿し木』(20万419部)が続き、ハイレベルなトップ争いが繰り広げられた。

 そして「上半期コミックランキング」で頂点に立ったのは、尾田栄一郎氏による『ONE PIECE 114』(集英社)であり、期間内の推定売上部数は100万6359部と、唯一100万部の大台を突破する圧倒的な強さを見せた。1997年7月から『週刊少年ジャンプ』で連載が続いている同作は、2009年度から発表が始まったオリコン上半期コミックランキングにおいて、2023年度以来3年ぶり、通算13作目となる上半期1位の栄冠に輝いた。これにより、自身が持つ歴代1位の記録である「同一シリーズの上半期コミックランキング通算1位獲得数」をさらに塗り替える偉業を達成している。コミック部門の2位には遠藤達哉氏の『SPY×FAMILY 17』(55万3059部)、3位には山田鐘人氏・アベツカサ氏の『葬送のフリーレン 15』(521,551部)がランクインした。一度の利用体験や流行の波が次の購入へと繋がる本ランキングにおいて、これら上位作品は2026年上半期のカルチャーシーンを象徴する顔となった。今回のランキング結果は、実用的な自己啓発から緻密なミステリー小説、そして長年愛され続ける少年漫画に至るまで、多様なジャンルにおいて読者が本当に求めているコンテンツが明確に示された結果と言える。

参考URL:https://www.oricon.jp/news/news-release/10895/

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