子育て世帯が感じる満足度、自治体ランキング発表

2025年11月11日 09時05分更新


 株式会社赤ちゃん本舗は2025年11月10日、「子育て支援meetsプロジェクト」の始動とともに、全国のママ・パパ約1万人を対象にした「子育てまんぞく度調査」の結果を公開した。

調査では地域ごとの子育てのしやすさを100点満点で評価し、上位100自治体のランキングが発表された。支援施策の“数”だけでなく、住民の実感としての“質”や“サポートの届け方”が満足度の高い理由として浮かび上がった。

調査の結果、愛知県安城市が86点で1位、東京都港区が84点で2位、東京都品川区が82点で3位となった。上位自治体では行政が発信する育児支援情報が住民に的確に届いており、施設やイベントの活用が好循環となっている。支援の内容に加えて、地域特性や住民ニーズへの対応力が満足度に強く影響を与えている。

また、ランキングは自治体ごとの差別化のみならず、地域ごとの満足理由の違いも明らかにした。安城市は、金銭的支援や交流イベントなどがバランス良く評価されているだけでなく、充実した子育て支援制度と情報発信、保育施設や公園などの環境整備、地域全体が子育て世帯をあたたかく支える姿勢が高く評価された。特に、行政によるきめ細やかな相談対応や、子育て関連イベントの定期的開催、育児サポートの充実が住民の大きな満足につながっている。一方、他地域では施設環境や治安など地域独自の要素が好評となっている。

調査では満足度に影響する5分類(金銭的支援、施設環境、生活環境、日常の生活支援、地域社会)と18項目で分析が行われた。注目されたテーマは「子育て支援・サポート制度」「遊び・交流・施設環境」「待機児童問題」などで、特に近年の猛暑など環境変化を背景に、季節や天候に左右されない室内遊び場へのニーズが全国的に高まっていることも示された。待機児童問題は、人気自治体を中心にインフラ整備への声が集まっている。

株式会社赤ちゃん本舗リリース
https://www.akachan.jp/company/news_release/article/251110/

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