50代以上の女性が選ぶ「おすすめスマホアプリ」ランキング公開
2026年1月30日 10時30分更新

株式会社ハルメク・エイジマーケティングは2026年1月28日に、50歳以上の女性を対象とした「同世代にすすめたいスマホアプリ」に関するランキング調査の結果を発表した。この調査は、50代から80代までの女性524名を対象とした事前調査と、その結果から選抜した20種類のアプリについて498名が評価した本調査の二段階で構成されている。調査期間は2025年12月から2026年1月にかけて実施された。SNSアプリを除いた集計において、シニア世代の女性たちが実際に活用し、かつ他者にも推奨したいと感じているアプリの傾向が浮き彫りとなっている。

ランキングの第1位に輝いたのは「乗換案内・地図アプリ」だ。このカテゴリーは50代、60代、70代以上のすべての年代層で首位を獲得しており、圧倒的な支持を集めている。推奨する理由としては「生活を効率化できるから」が最多となり、次いで「時間の節約になる」「面倒な作業をラクにできる」といった項目が並んだ。具体的な利用者からは、目的地までの経路や所要時間が瞬時に判明することで、見知らぬ土地への外出に対する心理的ハードルが下がり、行動範囲が広がったという声が寄せられている。方向音痴を自認する層にとっても、正確な到着時間や運賃を把握できるツールとして、生活に欠かせないインフラの一部となっている実態が確認できる。
第2位には「天気予報・防災アプリ」がランクインした。特に60代と70代以上の層で2位となっており、高年齢層ほど安全への意識が高い傾向にある。すすめたい理由の筆頭は「生活の安全を守りたい・これがあれば安心だから」というもので、急な降雨の察知や雨雲レーダーによる外出計画の立案に役立てられている。テレビや新聞などの受動的な情報収集ではなく、自ら能動的に最新の気象情報を確認できる点が、シニア女性の安心感を支えている。そして第3位は「スマホ決済アプリ」であった。50代と60代では3位に入っており、ポイント還元による「お得感」や、レジでの支払いがスムーズになる「効率化」が主な推奨理由に挙げられている。75歳の利用者からは、友人との送金機能やコンビニでのチャージの利便性を評価する声が出ており、年齢を問わずキャッシュレス化が進展している様子がうかがえる。

今回の調査結果について、ハルメク生きかた上手研究所の梅津順江所長は、上位を占めたアプリが「生活インフラ系」であることを指摘している。エンターテインメント性よりも、日常の安全や効率、ストレスの軽減を重視するシニア女性特有のリアリズムが反映された結果だという。また、注目すべき点としてAIアプリ(ChatGPTやGeminiなど)が12位にランクインし、フリマアプリやポイ活アプリを上回る関心を集めていることが挙げられた。単なる検索手段としてだけでなく、献立の相談相手や励ましをくれる存在として、AIを生活に取り入れ始めている層が一定数存在している。自分自身の生活をより良くするために、目的を持ってアプリを選択し、使いこなす姿は、もはや「デジタル弱者」という従来のイメージを覆すものとなっている。
50歳以上の女性たちは、自分たちの生活を守り、より活動的になるための手段として、スマートフォンのアプリケーションを賢く取捨選択しているようだ。





