車のプロが投票する「いいクルマアワード2024」。大賞は?

2024年3月11日 10時00分更新


 オートアフターマーケット連絡協議会は、2023年12月1日から2024年1月31日にかけて実施したウェブアンケートを基に、「いいクルマアワード2024」を決定した。

 参加者は、車の製造や販売の後段階にあたる事業者として、自動車整備、車体整備、車両買取、自動車関連用品・部品の販売、新車・中古車販売、ロードサービス、ガソリンスタンド事業、カーディテイリング、自動車保険などの分野で活動している方々が投票を行った。このアワードは2017年よりスタートし、今回で第8回目の開催となる。

2024年3月5日に東京ビッグサイトで開幕した「第21回国際オートアフターマーケットEXPO2024」(IAAE2024)の期間中に開かれた「オートアフターマーケット懇親会」にて、業界から高い評価を受けた「いいクルマアワード」の表彰式が行われた。

式典では、3名の業界代表者が栄誉を称えられました。トヨタ自動車株式会社 Toyota Compact Car Company TC製品企画部門の菅野伸介氏、スズキ株式会社 四輪商品第二部からは新型スイフトのチーフエンジニアである小堀昌雄氏、そして日産自動車株式会社 日本マーケティング本部のチーフマーケティングマネージャー、近藤啓子氏にそれぞれ名誉ある表彰状とトロフィーが授与された。

いいクルマアワード2024


大賞  トヨタ プリウス
連続受賞が続いているプリウスだが、今回の投票から60シリーズと呼ばれる新型が対象となった。
コメントからは、新型になっても変わらない高いレベルの燃費と故障の少なさ、そして高いリセールバリューに加えて、洗練されたスタイリッシュなデザインへの評価も高く、クルマの「格」と経済性のバランスが高く評価されたことが伝わってきた。
また、今回新設されたEV部門でもプリウスPHEVが多くの支持を集めた。

特別賞  スズキ スイフト
価格の割に良いクルマとして多くの支持を集めたスイフトだが、スイフトスポーツの存在も大きかったようだ。
スポーツタイプの車両が高額になる中で、コンパクトスポーツとして良いクルマだが価格は手頃だと大変評価され、今回は特別賞に選出された。

EV賞  日産 サクラ
高価で大きなEVが増える中で、軽自動車枠に収まった手頃なBEVとして日産のサクラが多くの票を集めた。
コメントでは使い勝手の良さ、デザインの良さにもついても高く評価する声が多く、日本のEVの普及のカギとなる軽EVの新エースとしてサクラをEV 賞として選出された。

いいクルマアワード2024
自動車の修理・整備・販売・買取り等に携わる方(アフターマーケット事業者)の視点で「いいクルマ」を選び、表彰するアワード。メーカー(製造側)視点ではなく、アフターマーケット事業者がプロの視点で「いいクルマ」をwebアンケート形式にて選出される。

主催:オートアフターマーケット連絡協議会
回答資格者:クルマの製造・販売(メーカー)以降に携わる事業者。自動車整備、車体整備、買取り、用品・部品販売、新車・中古車販売、ロードサービス、ガソリンスタンド、カーディテイリング、保険等に従事している方
アンケート実施期間:2023年12月1日(金)〜2024年1月31日(水)
部門:「コスパ部門」「次に乗りたいあこがれのクルマ」「トラブルレス部門」「カスタマイズしたいクルマ」「リセールバリュー部門」「EV部門」

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