高性能ロボが家に来たらしてほしいこと、1位は料理・洗濯。メディアシーク調査

2026年9月25日 09時30分更新


 株式会社メディアシークは9月16日、家庭用の高性能ロボットに期待することに関する意識調査の結果を発表した。同社アプリ「アイコニット」のユーザー6,696人が対象で、最もお願いしたいこととして「掃除・洗濯などの家事」を挙げた回答が33.2%で最多となった。

約5割は家事関連を期待

 同社は「もしも家に高性能なロボットがやって来たら、最もお願いしたいことは何か」を尋ねたところ、「掃除・洗濯などの家事」が33.2%でトップとなり、日常の家事負担を軽減したいという回答者のニーズが表れた。次いで「料理・食事の準備」が19.2%で続き、上位2項目で家事関連の期待が過半数を占めた。

一方、「特にお願いしたいことはない」との回答も12.5%あったほか、「高齢の家族の見守り・生活サポート」が7.9%、「留守中の防犯・家の見守り」が5.8%となり、家事以外では見守り関連への期待も一定数みられた。

見た目の好みには男女差が出ており、同社の分析では、男性は「人間に近いヒューマノイド型」の割合が19.8%と他の選択肢より高く、女性は「丸みがあって親しみやすいキャラクター型」が28.1%で最も高かった。

同社は不安要素についても調査した。「家庭用の高性能ロボットを使うとしたら、不安に感じることは何か」との問いには、「購入費用・利用料金が高そう」が54.0%で最多となり、コスト面への懸念が突出して高いことが分かった。以下は「故障や誤作動が心配」「事故が起きたときの責任が気になる」などが続いた。

市場拡大が見込まれる一方、家庭への普及には課題

 今回の調査からは、家庭用ロボットに対して「家事の負担を減らしてほしい」という具体的な期待がある一方、利用料金や購入費用への懸念も大きいことが分かる。期待される役割が明確になっている一方で、その役割をどの程度の価格で実現できるかが、家庭への普及を左右する要素の一つになりそうだ。

 日本能率協会総合研究所は、世界のヒューマノイドロボット市場が2024年の約60億円から2030年には約2.5兆円規模へ拡大すると推計している※1。一方、汎用ロボットのためのAI技術を開発するカナダ・バンクーバーのSanctuary AIのジェームズ・ウェルズCEOは、家庭でヒューマノイドが本格的に利用されるまでには3~5年、場合によっては7年程度かかるとの見通しを示している※2。市場の拡大が見込まれるなか、今後は何ができるかだけでなく、いくらなら家庭に導入できるかが問われることになりそうだ。

参照:株式会社メディアシーク 2026/09/16リリース。note販売ページ
※1 日本能率協会総合研究所「ヒューマノイドロボット市場 2030年に2.5兆円規模へ」2026/7/30
※2 John Koetsier「Sanctuary AI: Humanoid Robots Will Hit Homes In 3-7 Years」johnkoetsier.com

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