家庭でのデジタルデバイス利用実態調査-KADOKAWAがアンケート結果公開
2026年1月9日 11時00分更新

株式会社KADOKAWAは2026年1月に、同社が運営する児童書ポータルサイト「ヨメルバ」において、小中学生の保護者を対象とした「子どものデジタルデバイス利用に関するアンケート調査」の結果を発表した。この調査は2025年11月に実施されたもので、学校教育でのタブレット導入が進むなか、家庭内におけるデジタル機器との付き合い方や保護者が抱える不安について、383件の有効回答をもとに実態を明らかにしている。
調査結果によると、子どものデジタルデバイス利用率は8割を超えており、現代の子どもたちにとってデジタル機器が極めて身近な存在であることが浮き彫りとなった。最も利用されているデバイスは「学校から貸与されたタブレット・PC」で40.0%にのぼり、次いで「ゲーム機」が37.3%、「本人専用のスマートフォン」が34.7%と続いている。利用目的については、学校貸与のデバイスでは宿題や課題提出などの「学習」が中心である一方、家庭用デバイスでは動画視聴やゲームといった「娯楽」が圧倒的に多い。しかし、家庭用デバイスで学習アプリを利用するケースも3分の1程度見られ、一つの端末の中で学びと遊びが混在している現状が伺える。
使用時間に関しては、平日と休日で顕著な差が見られる結果となった。平日は「1時間未満」という回答が56.3%と過半数を占めたが、休日になると「1時間以上」使用する割合が62.6%へと急増し、なかには「3時間以上」費やす子どもも23.2%に達している。こうした利用状況に対し、保護者の76.5%が何らかの不安や悩みを感じている。具体的な悩みの内容としては「依存や使いすぎ」および「視力への影響」がいずれも約75%と高く、健康面や生活習慣への悪影響を懸念する声が圧倒的だ。また、SNSや課金などの「ネット上のトラブル」を不安視する保護者も約半数に達しており、姿勢の悪化や不適切な広告への接触など、悩みは多岐にわたっている。
多くの家庭では、「学び」と「娯楽」のバランスをどう保つかが大きな課題となっており、デバイス利用を子ども任せにできないと考える保護者が多い。今回の調査では、デジタルデバイスの利用によるメリットを活かしつつ、デメリットを抑えるための家庭内ルールの重要性が改めて示された。ヨメルバでは、これらの結果に加え、各家庭で実践されている具体的な工夫やデジタル利用による良い効果についても情報を公開し、保護者へのサポートを継続していく考えだ。
デジタルデバイスが生活に不可欠となるなか、適切な利用時間を守り、健康や安全に配慮した親子間の対話とルール作りが今後ますます求められる。
参照URL:https://yomeruba.com/plus/life/survey/entry-121261.html







