楽天ふるさと納税が満足度1位。ポイント廃止で動く市場

2025年11月27日 10時01分更新


 GMOリサーチ&AI株式会社が11月26日に発表した「ふるさと納税サイト」での満足度調査では、ふるさと納税におけるポイント還元の廃止以降、約55.1%が利用サイトの乗り換えを検討または実施していることが明らかとなった。最も重視されていた「ポイント還元率」が廃止されたことで、サイト選びの基準にも変化が見えてきている。

GMOリサーチ&AIは、国内3500万人以上のアンケートパネルを活用し、2025年 GMO顧客満足度ランキングにおいて「ふるさと納税サイト」について調査。調査期間は2025年10月10日~24日、対象は全国18~84歳の寄付経験者、計5,941名の有効回答を得た。

今回のランキングで総合1位となったのは「楽天ふるさと納税」だ。推奨理由として「ポイント還元率の高さ」が圧倒的に多く、加えてサイトの使いやすさや返礼品の多様性・情報量も高評価となった。2位は「さとふる」で、JRE POINTが付与される点やキャンペーン時の還元率の高さが評価された。3位は「ふるさとチョイス」で、寄付履歴確認や操作性、ワンストップ申請の簡易さなどが支持されている。

ふるさと納税総合ランキング

項目別ランキングでは「サイトの使いやすさ」「手続きのしやすさ」「コンテンツ充実度」「返礼品情報の充実度」といった4項目で楽天ふるさと納税が1位を獲得した一方、「地域ストーリーの質・内容」ではさとふるが1位となった。

ふるさと納税項目別ランキング

調査では、ポイント還元の廃止にともない乗り換えを検討している人55.1%と過半数となったほか、サイト利用時に最も重要視されるポイントとして「ポイント還元率」(61.1%)が最多回答となった点が注目される。
サイト利用時に最も重要視されるポイントの2位以降は「サイトの使いやすさ」(39.8%)、「手続きのしやすさ」(38.3%)、「返礼品情報の充実度」(35.4%)が続き、経済的メリットから利便性や情報の充実度が今後の差別化要素になると予想される。

調査詳細・ランキングは下記URL参照
https://group.gmo/news/article/9799/

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