2025年グルメトレンド1位は「アサイーボウル」、SNS発信力が鍵に
2025年11月25日 12時02分更新

リクルートの外食市場調査機関「ホットペッパーグルメ外食総研」が実施した2025年流行グルメ調査によると、今年流行したグルメの上位3品目は全て海外のソーシャルメディアで話題となった商品が占めた。同調査は全国の20代から60代の男女1035人を対象に10月末から11月初旬にかけて実施されたもので、コンビニエンスストアでの販売展開など流通ルートの拡大が流行を後押しした実態が明らかになった。
同調査で37の選択肢から「今年流行ったと思うグルメ」を尋ねたところ、首位は「アサイーボウル」となった。昨年の同調査では2位だったが、今年はコンビニでの販売が始まり認知度が高まった。2位には「麻辣湯」が入り、コンビニでの商品化や全国各地での専門店オープンが話題を呼んだ。3位の「ドバイチョコ」は数年前からSNSで注目されていたが、今年は各メーカーが相次いで商品化し入手しやすくなった。
上位3品目に共通するのは、韓国のSNSでも話題になった点だ。海外のソーシャルメディアが日本の食トレンドに与える影響力の大きさが浮き彫りになった。

4位以降では「抹茶」が4位に入り、海外での人気上昇を受けた国内での再注目が確認された。5位「レモンを使ったメニュー」、6位「塩レモン味」とレモン関連商品も高い支持を集めた。7位「卵サンド」、8位「グルメバーガー」はSNS映えする見た目が人気を後押しした。
同調査を分析した同総研の所長は、今年の特徴として「SNS発信に加え、いかに早く上手に流通させていくかが流行の鍵」と指摘。「SNS映え」「健康志向」に加えて、日本発のトレンドが海外で評価されて逆輸入的に「再注目」される流れも顕著だと説明している。
ホットペッパーグルメ外食総研 https://www.hotpepper.jp/ggs/





