2024年「街の魅力度ランキング」発表!福岡県が3年連続トップ
2024年10月4日 10時10分更新
【総評】
2024年の魅力度ランキングでは、福岡県が3年連続で1位に輝いた。2位は神奈川県、3位は東京都、4位は京都府、5位は兵庫県である。福岡県は居住者評価で2位、非居住者評価で1位を獲得し、特に「仕事で行ってみたい」という項目で高評価を得ている。一方、東京都は居住者評価では1位だが、非居住者評価では11位と評価が分かれている。
観光地としての魅力度では、北海道が3年連続で1位、続いて沖縄県と京都府が入った。北海道は「自然が豊か」「食べ物がおいしい」といった項目で全て1位を獲得している。
また、茨城県は総合37位と上位ではないが、最下位ではなく、群馬県と栃木県はそれぞれ順位を上げて29位と28位となった。
賃貸未来研究所では、「魅力的だと思う」という設問を同時に調査している。この設問と「観光に訪れたい」「仕事で訪れたい」という設問との相関関係がそれぞれ0.903、0.843と非常に強いことが分かった。そのため、「魅力的だと思う」を含めたランキングの作成は適切ではないと判断し、この設問は本ランキングの調査対象の30項目に含めていない。
また、回答者の居住地も非常に重要であり、回答者の割付を自治体の人口比率にできるだけ近づける必要がある。しかし、都道府県ごとの割付では都市部の比率が高まると考えられるため、本調査では市区町村ごとに割付を行っている。さらに、回答者の訪問経験などのバイアスを小さくするために、都道府県ごとに3000名以上の回答を得るように調整している。
街の魅力度ランキング TOP40
ランキングは、居住者評価の12項目と非居住者評価の18項目、合計30項目の順位の平均を基に作成されている。居住者評価では、「居住満足度」「建物満足度」「住み続けたい」などが5段階評価で、幸福度は10段階評価で行われる。非居住者評価では、「経験・関係」は2段階評価で、他の項目は5段階評価である。特定項目の突出した値が影響を与えないよう、順位の平均でランキングを作成している。また、非居住者評価では、回答者の居住地以外の都道府県をランダムに表示している。街の魅力を発信するため、41位以下の順位は公開されていない。