JCSI最新調査、QRコード決済はd払いが満足度・推奨度で1位に

2026年7月30日 10時00分更新


 サービス産業生産性協議会は2026年7月28日、JCSI(日本版顧客満足度指数)の2026年度第2回調査結果を発表した。百貨店やスーパーマーケットなど7業種を対象に、顧客満足や推奨意向(おすすめ度)など9つの指標で企業・ブランドを評価する国内最大級の調査で、QRコード決済では、満足度・推奨度でd払いが1位となった。

JCSIは2009年度から実施している調査で、今回は百貨店、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ドラッグストア、宅配便の5業種に加え、QRコード決済とショッピングセンターを特別調査として取り上げた。調査は2026年5月20日から6月1日にかけて実施し、合計1万7567人の回答を集計している。

顧客満足度が最も高かった企業・ブランドは、百貨店が阪急百貨店、スーパーマーケットがオーケー、コンビニエンスストアがセイコーマート、ドラッグストアがドラッグストアコスモス、宅配便がヤマト運輸だった。特別調査のショッピングセンターでは、丸井グループが運営するマルイが初めて顧客満足1位を獲得した。

日本版顧客満足度指数ランキング1位の企業・ブランド

各業種で1位となった企業・ブランドの多くは、常連の顔ぶれとなった。オーケーはスーパーマーケット業種で16年連続の1位、セイコーマートはコンビニエンスストア業種で11年連続、ドラッグストアコスモスも同業種で16年連続の首位を守った。ヤマト運輸は宅配便業種で18年連続の1位となり、長期にわたり高い評価を維持している。一方、阪急百貨店は2年ぶり12回目の1位、d払いは6年ぶり2回目の1位で、順位の入れ替わりも見られた。ショッピングセンターのマルイは今回が初の首位獲得だった。

顧客満足のスコアを見ると、コンビニエンスストアのセイコーマートが77.2点で全業種中最も高く、2位のローソンに約8点の差をつけた。宅配便のヤマト運輸も75.9点と高水準で、ドラッグストアコスモス(75.3点)、百貨店の阪急百貨店(75.4点)も僅差の上位を占めた。

一方、QRコード決済は1位のd払いが69.7点にとどまり、他業種と比べてスコアの水準はやや低かった。QRコード決済業種は6指標のうち顧客期待・推奨意向・ロイヤルティでもd払いが1位となったが、知覚品質はau PAY、知覚価値は楽天ペイが上回るなど、指標によって首位が分散した。感動指標では楽天ペイが39.8点で1位となる一方、失望指標(数値が低いほど上位)はファミペイが最も低く、CSR指標はau PAYが最上位だった。QRコード決済は他業種に比べ、単一のブランドが全指標を占める状況にはなっていない。

顧客満足以外の指標では、宅配便の感動指標のみ1位がヤマト運輸から佐川急便に入れ替わった。佐川急便は顧客満足で2位以下だったものの、利用時の驚きや喜びを示す感動指標では最も高い評価を得た結果となる。ショッピングセンターの多店舗展開区分では、顧客満足1位がマルイだった一方、感動指標の1位はパルコとなり、業態内でも指標ごとに評価が分かれる傾向が見られた。

参照:2026年度 JCSI(日本版顧客満足度指数)第2回調査結果

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