AI検索の引用元、比較・おすすめ記事が32.7%で最多。Wanokuni調査

2026年9月9日 09時45分更新


 株式会社Wanokuniは9月4日、AI検索の回答に引用されたサイトを集計した「AI Search Cited Award 2026 下期」を発表した。国内21部門122カテゴリを対象に、ChatGPT、Gemini、Google AI Overviews、Google AI Modeの4プラットフォームでの引用状況を分析した調査で、引用件数は48万4537件にのぼる。

同社はAI検索対策エージェント「Brand UP」を提供しており、同サービスの技術基盤を活用して調査を実施した。対象は2026年上期の8業界50カテゴリから拡大したもので、計測期間は2月から7月まで。各カテゴリ90問のプロンプトを設計し、AIが回答の根拠として示す引用元をスコアリングした。

AI Search Cited Award 2026 下期 部門別AI引用ランキング

 各部門で最も引用率の高かったドメインをスコア順に並べると、最高はリユース・買取部門の「おいくら」で63.8%、最低は旅行・店舗・グルメ部門の「Yahoo! JAPAN」で15.6%だった。21部門の1位ドメインは20サイトに分かれ、比較・一括査定サイトや業界団体、口コミメディア、自治体、大手プラットフォームなど、部門ごとに引用元の傾向は異なった。同社は、部門1位のスコアに63.8%から15.6%まで4倍以上の開きがあった点から、特定サイトへの引用集中が強い部門と、引用が分散している部門が存在すると指摘している。

引用されやすいのは比較・おすすめ記事

 同社の分析では、引用ページの内容にも傾向が見られた。「おすすめ」「比較」「選び方」のように候補を広く尋ねるプロンプトでは、複数のサービスを一度に見比べられる比較サイトや紹介記事からの引用が目立ち、こうした比較・おすすめ・選び方に関するページは引用ページ全体の32.7%を占めた。

 一方、「料金」「機能」「導入条件」など具体的な内容を尋ねると、事業会社の公式サービスページが参照される傾向も確認された。同社は、候補探しの段階では比較情報が、条件確認の段階では一次情報が選ばれやすいというように、質問の具体性によって引用元が変化する傾向があるとまとめている。

 同社は各カテゴリの引用率上位サイトに、順位に応じたバッジを授与するとしており、対象サイトはWebサイトや営業資料、プレスリリースなどへの掲載が可能となる。部門ごとのカテゴリ別・AI別の詳細結果は、特設ページおよび部門別記事で公開されている。

出典:AI Search Cited Award 2026 下期
https://www.brand-up.net/awards/ai-search-cited-award/2026-2h

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