6割が買い物にAI活用、理由の半数は”自分に最適か”
2026年4月28日 10時10分更新

商品比較サービス「マイベスト」を運営する株式会社マイベストは2026年4月27日、「AI時代の買い物に関する調査」の結果を発表した。直近6カ月以内に買い物でAIを活用した経験を持つ20〜50代の男女300人を対象に実施。AIが購買行動の入口として定着しつつある一方、情報収集の最終段階では自己判断を重視する消費者の姿が浮き彫りになった。
調査によると、60.6%が月に数回以上、買い物にAIを活用していると回答。利用理由として「手軽に候補を絞れるから(48.0%)」「検索より早く答えが出るから(45.7%)」「多すぎる選択肢を整理してほしいから(38.0%)」が上位を占め、AIが情報収集の起点として定着していることがわかった。
一方、「AIを完全に信頼して購入を決める」と答えたのはわずか8.3%にとどまった。71.0%は「参考にするが他の情報も必ず確認する」と回答しており、AIの出力を起点としながらも、最終判断は自身で行う使い方が主流となっている。
カテゴリ別の信頼度にも差がある。「AIの提案をそのまま購入判断に使える」と答えた割合は「家電・デジタル機器(63.3%)」が最も高く、「日用品・生活雑貨(54.0%)」が続いた。一方、パーソナルな要素が強い「ベビー・キッズ用品」や「ファッション・アパレル」「美容・コスメ」では、AIの提案をそのまま使えないと判断する割合が高い傾向がみられた。

AIで調べた後も、94.7%がさらに情報を確認。口コミ・比較サイトが主な参照先に
同調査では、買い物でAIを活用した後にさらに情報収集を行ったと回答した割合が94.7%に上ることが明らかになった。確認先として多かったのは「口コミ・レビューサイト(55.0%)」「商品比較サイト(51.3%)」「メーカー・ブランド公式サイト(47.0%)」の順。確認の理由として「本当に自分に合っているか確かめたかった(55.6%)」「他の選択肢も見たかった(46.5%)」「AIの回答に根拠が感じられなかった(31.3%)」が上位に挙がった。
買い物の情報源に関する信頼度では、「メーカー・ブランドの公式サイト(69.3%)」が最も高く、「専門家・編集部が実際に商品を検証・比較した商品比較サイト(62.7%)」「購入者のレビュー・口コミサイト(62.3%)」が続いた。AIチャット(ChatGPT・Geminiなど)は49.3%と、調査した全項目の中で低い水準だった。

最終的な購入判断をAIに委ねたいと答えたのは8.7%にとどまり、91.3%が「自分で判断したい」と回答した。委ねたくない理由として「失敗したときに後悔したくないから(41.2%)」「自分の好みや状況はAIに完全には伝わらないと思うから(38.7%)」「AIが間違える可能性があると思うから(35.4%)」などが挙がった。AIを情報収集の効率化に活かしながら、自己決定を最終的な軸に置く購買スタイルが広がっていることが、今回の調査で示された。
株式会社マイベスト調べ
2026/04/27「AI時代の買い物に関する調査」
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