汎用AIでは得られない本音を取得。10万人のAIペルソナ基盤「D-Persona」登場

2026年6月11日 10時00分更新


 AAGREEBIT株式会社は6月9日、日本人10万人規模のAIペルソナパネルを活用した次世代リサーチプラットフォーム「D-Persona」の正式提供を開始した。質問入力からAIによる集計・分析完了まで最短1分で完結する設計となっている。汎用生成AIが平均的な推測しか返せない中、D-Personaは属性ごとに異なる生活者の反応をリアルタイムで引き出せる点が特徴だ。

10万人のペルソナに即座に問いかけ、分析・クロス集計までをワンストップで自動化

操作はシンプルな3段階だ。自然な日本語で質問を入力し、年代・性別・職業・居住地などの属性で絞り込んだペルソナを10人以上選択してスタートする。回答はリアルタイムにストリーム表示され、LLMが傾向を自動分析する。年代別などのクロス集計結果はPDFやCSVで出力できる。精度面では標準モードに加えてGPT-4oを使用した高精度モードも選択可能で、リサーチの専門知識は不要としている。

開発の背景には、汎用生成AIの構造的な特性がある。ChatGPTをはじめとする一般的な生成AIは、学習データに基づいた平均的な回答を返す仕組みであり、特定属性の生活者がいまどう反応するかを個別にシミュレーションする用途には対応していない。

D-Personaはこの点に対し、多様な生活者像を再現したペルソナ群への質問という形式で対応する。リリースで示されているユースケースは多岐にわたる。「どんなサービスなら使いたいか」を10万人のペルソナパネルに広く問いかける新企画のアイデア出し、「月額〇〇円のサブスクなら買いたいか」といった具体的な価格・訴求コピーのシミュレーション、複数案を提示してどの属性層に響くかを検証する商品ネーミングのA/Bテストなどに対応する。同一の質問を日米のペルソナに投げかけて文化・国籍による意識の傾向差を分析するクロスカルチャー比較にも活用できるとしている。

また、企業や自治体が保有するCRMデータや過去のインタビューデータを取り込んで自社専用のペルソナ群を構築するカスタム対応にも応じており、既存データを常設型の仮想リサーチパネルとして活用できる。料金はFreeからProの5段階が用意されている。

同社は今後、企業・自治体・教育機関など幅広い組織への展開を見据えており、D-Personaを通じて顧客ニーズに基づく意思決定の普及を目指すとしている。

参照:AAGREEBIT 2026年06月09日リリース
サービスサイト:https://d-persona.jp/

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