パティーナ大阪、世界ベストホテル1位に。日本初選出
2026年7月15日 09時30分更新

NTT都市開発とNTT都市開発ホテルマネジメントは7月10日、両社が開発・運営するパティーナ大阪が、米Travel + Leisure誌の「World’s Best Awards 2026」において「World’s Best Hotel」(世界ベストホテル第1位)に選出されたと発表した。日本のホテルが同部門で世界1位を獲得するのは初めて。2025年5月の開業からわずか1年での受賞となる。
Travel + Leisureは1971年創刊の米大手旅行月刊誌で、世界での発行部数は約95万部、ウェブ版読者は1,900万人以上に上る。「World’s Best Awards」は1995年から続く読者投票型のアワードで、2026年版は都市やホテル、クルーズ、航空会社など全カテゴリーを合わせて66万1,000件以上の投票が寄せられた。ホテル部門は実際の宿泊経験に基づいて評価される点が特徴で、パティーナ大阪はスコア100.00点で全体の首位となった。

ランキング2位以下には、モルディブのBaros Maldives(99.73点)、Joali Maldives(同)が続き、南アフリカのサファリロッジLion Sands Game Reserve(99.66点)、バリ島のCapella Ubud(99.65点)などが上位に並んだ。上位10施設の多くを欧米やインド洋のリゾート、サファリロッジが占める中、開業初年度のアジアの都市型ホテルが総合首位となった。
パティーナ大阪は、シンガポールに本社を置くカペラホテルグループが日本で初めて手掛けるホテルで、同グループにとってもパティーナブランド初の都市型物件となる。大阪城公園に隣接し、客室からは大阪城を望む。地下3階・地上21階建てで、延べ面積は約3万8,940平方メートル。同アワードでは「No.1 Best Hotel in Asia」(アジアベストホテル第1位)にも選出された。
満足度を支えた滞在体験の作り込み
Travel + Leisureが公開した現地取材記事によると、客室のヘッドボードには大阪城の石垣をモチーフにした3D和紙が使われるなど、随所に大阪の歴史や文化を反映したデザインが施されている。レストラン「P72」では、隣接する淡路島の契約農家から届く週替わりの野菜を用いたメニューを提供し、館内のハーブ菜園では20種類以上の食材を自家栽培する。ウェルネスフロアは1フロア全体、約1,400平方メートルを占め、光線療法や高気圧酸素室など先端的な設備を備える。家族連れへの配慮として、客室にはベビー用品を用意し、子ども向けメニューも各レストランで提供している。こうした宿泊者一人ひとりの体験に踏み込んだサービス設計が、読者投票による評価に反映されたとみられる。
同アワードでは、パティーナ大阪の運営元であるカペラホテルグループが「World’s Best Hotel Brand」(世界ベストホテルブランド)にも選出された。





