BCN、デジタル家電の2014年上半期 No.1メーカーを発表

2014年7月31日 17時23分更新


・ハードウェア84、ソフトウェア33について2014年上半期(1月-6月)の販売量ランキング

・OS部門で日本マイクロソフトのシェア率92.9%、ペンタブレット部門でワコムの93.1%などといった圧倒的なシェアを持つ商品も

 
 
 株式会社BCNデジタル家電の実売データを集計する「BCNランキング」に基づき、主要な117のカテゴリー(ハードウェア84、ソフトウェア33)について2014年上半期(1月-6月)に最も販売数量が多かった「上半期No.1メーカー」を発表した。

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 試験放送も始まり注目が集まる4Kテレビはソニーが64.9%のシェアで上半期のNo.1を獲得した。また同社はミラーレス一眼でも36.4%のシェアで首位を走っている。

 トップ争いが激しいタブレット端末ではASUS JAPANが38.9%で獲得したほか、小型の自作PCキットNUC(Next Unit of Computing)が好調なインテルは、ベアボーンで33.3%とトップになった。

 一方SSDは25.5%の日本サムスンが獲得した。また液晶ディスプレイでは19.9%のベンキュージャパンが、ページプリンタは33.7%でブラザー工業が獲得。

 そのほか電子ピアノでカシオ計算機、UPSでオムロン、スマートフォンケースでエレコム、スマートフォン保護シートでテレホンリースがトップに立った。
 またソフトウェアでは、データ管理ソフトで37.5%のヴァル研究所がNo.1になったほか、グラフィックスソフトではセルシスが、テンプレートソフトではデネットがそれぞれ首位を獲得した。

 ちなみに高シェアメーカーもあった。いわゆる「オフィス」を提供する日本マイクロソフト社は別として、ペンタブレット部門で株式会社ワコムの93.1%など驚異的なシェアをもつ企業もあった。一方でトップシェアでも13.2%にとどまったスピーカー部門のソニーや、18%だったUSBメモリ部門のアイオーデータなども。競争の激しさを見て受け取れる。

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