お薦めの鍾乳洞ベスト10、1位は山口県の秋芳洞
2014年8月1日 10時15分更新
暑い夏でも、ひんやり涼しい場所として夏の観光に人気なのが鍾乳洞だ。最近は女性を中心に洞窟内を探検する「ケイビング」も広がりつつある。日経新聞はお薦めの鍾乳洞ベスト10を発表した。
1位は秋芳洞(山口県美祢市)が受賞。日本最大のカルスト台地である秋吉台の地下100メートルの場所に広がる入り組んだ巨大洞窟で、特別天然記念物に指定されている。
僅差の2位は龍泉洞(岩手県岩泉町)。洞窟の奥から湧き出る水がつくる複数の地底湖が見もので、国の天然記念物に指定されている。その綺麗さは「ドラゴンブルーと呼ばれる水は幻想的でうっとりするほど」。
3位はポイント的には少し離されてしまったものの、龍河洞(高知県香美市)がランクイン。国の天然記念物で、秋芳洞、龍泉洞と合わせて日本三大鍾乳洞といわれている。
続いて4位はサンゴを主成分とした琉球石灰岩で、洞窟の天井からつららのように垂れ下がる鍾乳石の数は100万本以上と国内で最も多い、玉泉洞(沖縄県南城市)。5位に全長24キロと日本一長い洞窟の安家洞(岩手県岩泉町)。6位 日原鍾乳洞(東京都奥多摩町)、7位 あぶくま洞(福島県田村市)、8位 入水鍾乳洞(福島県田村市)、9位 滝観洞(岩手県住田町)10位 千仏鍾乳洞(北九州市)と続く。
鍾乳洞は雨や地下水が石灰岩を浸食してつくりだした空間。長い時をかけて成長しており、その多くはいまも成長を続けている。地上では味わえない長年蓄積された自然の造形を楽しみたいところ。
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