トレンド米粉グルメ、パン部門は「クルトシュ」が1位に

2026年3月2日 10時26分更新


 農林水産省の「米・米粉消費拡大対策事業」の一環として活動する米・米粉消費拡大推進プロジェクトは2026年2月27日、米粉を扱う事業者(米コ塾会員)とぐるなび会員へのアンケートをもとに選定した「2026年トレンド米粉グルメ」を発表した。パン部門ではクルトシュ、スイーツ部門では米粉ドーナツ、新設のニューウェーブ部門ではライスミルクプロテインと米粉ベーグルサンドが選ばれた。

SNS動画が後押し、クルトシュがパン部門で選出

 パン部門を受賞した「クルトシュ」は、生地を螺旋状に巻いて焼いたハンガリー発祥のパンで、外側はカリッと、内側はもちもちとした食感が特徴。米粉を使用することでその食感をより引き出しやすいとされる。SNS上では10万回再生以上の投稿動画が複数確認されており、筒状の内部にアイスクリームや生クリームを入れるなどアレンジの幅が広い点が支持を集めた。選定は、米粉専門メディア「米粉タイムズ」のインプレッションデータやSNSでの総再生数などをもとにノミネートを抽出し、両会員へのアンケート結果と最終審査を経て決定している。

健康志向の高まりが選定基準に直結

 スイーツ部門の「米粉ドーナツ」は、米粉ドーナツ専門店の相次ぐ開店など市場の広がりが評価された。ヘルシー志向という消費者ニーズと、米粉タイムズランキングへの継続的なランクインが選出の根拠となっている。
ニューウェーブ部門の「ライスミルクプロテイン」は、米から作る植物性ミルクにライスプロテインを添加した飲料で、事業者会員(米コ塾)からの得票率が最も高かった。「米粉=健康」というイメージを多角的に訴求したい事業者側のニーズが反映された結果となっている。
「米粉ベーグルサンド」は2025年のパン部門受賞品「米粉ベーグル」の進化形として一般消費者票を獲得した。

今回の選定結果は、消費者の健康意識の高まりが米粉グルメの品ぞろえ拡大と直結しつつあることを示している。国内自給可能な作物として食料安全保障の観点からも注目が集まる米粉の市場は、グルテンフリー需要や植物性食品へのシフトとも重なり、専門店の参入や商品開発が今後も続くだろう。

各部門の受賞グルメと主なノミネート品は以下のとおり。

部門受賞グルメ主なノミネート品
パン部門クルトシュ米粉バゲット、米粉プレッツェル、米粉もっちもちフォカッチャ、米粉蒸しパン
スイーツ部門米粉ドーナツ米粉のカヌレ、米粉シュトーレン、米粉クグロフ、米粉のチーズケーキ
ニューウェーブ部門ライスミルクプロテイン
米粉ベーグルサンド
米粉たこ焼き、米粉グラタン、カップ米粉

米コ塾 サイト:https://jyuku.komeko-times.jp/news/

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