VRゴーグル購入者への調査、Meta Questが人気No1―Picky’s

2025年6月24日 10時00分更新


 商品レビュー・比較サイト「Picky’s」が、VRゴーグルに関するユーザーアンケート調査結果を発表した。この調査は、VRゴーグルの購入経験がある10代から70代までの男女109名を対象に、2025年5月22日に実施されたもので、インターネット通販での商品選びの課題解決を目指すPicky’sならではの、ユーザーの「生の声」が反映された内容となっている。

調査によると、使用中のVRゴーグル・VRヘッドセットでは、Metaシリーズが圧倒的な人気を独占していることが判明した。具体的には、Meta Quest 2が27件、Meta Quest 3が18件で、合わせて全体の約41%を占める。ユーザーからは「Meta Quest 2は価格と性能のバランスが最高。入門者にもおすすめ」、「Meta Quest 3にして画質の差に驚いた。より自然で没入感がすごい」 といった声が寄せられ、「PC不要・高画質・豊富な対応コンテンツ」という点がユーザー満足度を高めているようだ。次いでPlayStation VR2/VRが続き、「グラフィックが美しく、PS5と連携もスムーズ」 と、PlayStationユーザーのゲーム体験拡張デバイスとしての存在感が強い。一方で、エレコム製や100均VRといった超低価格帯も一定の人気があり、「お試し・入門用途」として利用されていることがうかがえる。

購入価格帯を見ると、「5万円〜7万円未満」(19件)が最多で、次いで「3万円〜5万円未満」や「1,000円〜1万円未満」が続く。全体的には3万円から7万円未満がボリュームゾーンであり、Meta QuestやPS VR2などの中価格帯モデルが主流であることが示された。しかし、「VRがどんなものか試したくて、まずは1,000円の段ボール型から始めた」 といった声もあるように、1万円未満の低価格帯も35件超と多く、価格帯によってユーザー層の多様性が明らかになった。

購入場所では、「ECサイト(Amazon・楽天など)」が61件と半数以上を占め、圧倒的な人気を誇る。これは「価格比較やレビュー確認がしやすく、購入のしやすさが評価されている」 ためと考えられる。次いで家電量販店(23件)や公式ストア(9件)が続き、家電量販店では「実機を試せたので、装着感を確認してから安心して買えた」 といった実物確認やポイント還元が、公式ストアでは最新モデルやキャンペーンが選ばれる理由となっている。

VRゴーグルの魅力、すなわちユーザーの満足点としては、「映像の美しさ」や「没入感の強さ」が多数挙げられた。自由記述では「想像以上にリアル」「臨場感がある」といった表現が多く見られ、「仮想空間に入り込んだ感覚」そのものがVRの最大の魅力として実感されているようだ。特にゲームでは「Beat Saber」などの具体的なタイトル名も挙がり、エンターテインメント体験の深化に貢献している点が目立つ。

しかし、不満点も複数挙げられており、最も多かったのは「目が疲れやすい」「目が疲れる」という視覚的ストレスだった。また、「VR酔い」のキーワードも複数登場しており、長時間の使用や没入体験が身体的な負担につながるケースが多いことがうかがえる。その他、「重さ」や「蒸れ」「装着後の違和感」など、装着時の物理的な負担も不満点として挙げられており、体験が素晴らしくても快適さを欠くと評価が下がる傾向にあるため、購入前には装着感や重さの確認が重要だと指摘されている。

購入経験者が「おすすめしたい人」として最も多く挙げたのは、「ゲームが好きな人」や「ゲームに飽きた人」という回答だった。VRならではのインタラクティブ性やリアルな視点切り替えが、従来のゲーム体験に物足りなさを感じていた層に新たな刺激を与えていると分析されている。また、「映画好き」「映像美を求める人」も多く、「大画面や3D映像による没入感が“映画館を超える体験”として評価されている」とのこと。

購入前のアドバイスとしては、「用途に合ったモデルを選ぶこと」が最も多く、ゲーム、動画、ビジネスなど目的に応じた最適なモデル選びの重要性が強調された。加えて、「VR酔い」「フィット感の確認」「試着できるならするべき」といった、体感に差が出るデバイスだからこそ、事前の試用やレビュー確認が重要だという声も多数見られた。
Picky’sは、今後もユーザーのリアルな声をもとに、納得のいく買い物をサポートしていくとしている。

出典:株式会社rentry
Picky’sの詳細はこちら:https://picky-s.jp/

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