楽天、Z世代エンタメランキング発表
2025年6月23日 10時25分更新

楽天は6月19日に「2025年上半期 Z世代エンタメランキング」を発表した。このランキングは「楽天ブックス」「楽天Kobo電子書籍ストア」「楽天マガジン」「Rakuten Music」「Rakuten TV」の各サービスにおけるZ世代(15歳~26歳)の利用傾向を分析したもので、若年層の顧客エンゲージメントと満足度を映し出すものとなっている。
ランキングからは、Z世代のエンターテインメントに対する多様なニーズと、それに楽天サービスがどう応えているかが見て取れる。まず、アイドルやアニメ関連コンテンツが全体的に好調だ。
「楽天ブックス」では、Mrs. GREEN APPLEの限定特典付きの予約販売アルバムが1位を獲得した。これは、ファンの「推し活」ニーズに応える特典提供が、直接的な購買行動につながることを示している。SixTONESの作品やファッション誌・アイドル誌のランクインも、この「推し活」文化の浸透と、それに対するサービス側の対応がZ世代のエンゲージメントを高めている。

「楽天Kobo電子書籍ストア」では、TVアニメ化作品『メダリスト』が1位となり、メディアミックスが消費を促進している。また、連載31周年の『名探偵コナン』が2位に位置し、長年愛されるコンテンツが世代を超えて支持され続けることで、安定した顧客満足を生んでいることがわかる。

「Rakuten Music」では、Vaundyの「怪獣の花唄」がロングヒットで1位に輝いている。Mrs. GREEN APPLEの楽曲も新旧問わず多数ランクインしており、Z世代がコンテンツのリリース時期に縛られず、質の高い作品を享受していることが示された。これは、良質なコンテンツが提供され続ければ、ユーザーは長期的にサービスを利用し、満足し続けることを意味する。

「Rakuten TV」では、アジア圏の「BLドラマ」が人気で、『The Boy Next World Series』が1位となった。これは、特定のニッチなジャンルに特化したコンテンツ提供が、深い熱量を持つ顧客層の満足度を最大化する成功例と言える。
今回のランキング結果は、楽天がZ世代のトレンドや深層的な興味関心を的確に捉え、各サービスで対応している実態を浮き彫りにする。ユーザーの「好き」を深掘りし、パーソナライズされた体験や限定的な価値を提供することが、顧客満足度を高め、エンゲージメントを強化する鍵となっていることが示唆された。
その他のランキングと詳細は楽天のリリースを参照:
https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2025/0619_01.html





