楽天グループ株式会社が運営するオンライン書店「楽天ブックス」は、新年度に向けて資格取得に関する調査を実施し、その結果を発表した。調査対象は「楽天ブックス」ユーザー3,726名。結果からは、春の時期に新たなチャレンジを考える人が多く、特に資格取得を目指す傾向が顕著であることが明らかになった。
調査によると、「春に向けて新たにチャレンジしたいことがある」と回答したのは49.1%。その中で「資格取得」が最も多く、全体の53.7%を占めた。次いで「運動」(39.2%)、「趣味・習い事」(37.0%)が続き半数以上が「資格取得」に意欲をしてしているという。楽天ブックスでは、毎年4月に資格関連書籍の売上が増加する傾向があり、新年度のタイミングで資格に挑戦する人が多いことがうかがえる。

「現在取得してみたい資格がある」と答えたユーザーは約6割。その中で、実際に勉強を始めている人は20.3%にとどまった。チャレンジしたい資格の上位には、「ファイナンシャルプランナー(14.5%)」「日商簿記検定(13.7%)」「TOEIC・TOEFL(12.7%)」がランクインした。特に20代・30代では「日商簿記検定」が最も人気で、20代男性では「情報処理技術者(25.4%)」「ITパスポート(12.7%)」といったIT関連資格の人気も高かった。

資格取得に向けた取り組みとして、「関連書籍の購入」(61.6%)が最多となった。次いで「過去問を解く」(50.8%)、「インターネット上で情報収集する」(47.4%)が上位に入った。書籍の購入冊数については、「2~3冊」が最も多く、約半数を占めた。さらに、「6冊以上」と回答したユーザーも19.2%に達し、資格取得への意欲がうかがえる。

資格取得の目的としては、「仕事の幅を広げる」(41.1%)が最も多く、次いで「私生活に役立てるため」(30.7%)、「趣味・娯楽」(28.8%)といった理由も上位に挙がった。また、資格を取得したことで「自信がついた」(30.0%)、「業務の幅が広がった」(22.5%)、「転職・就職に役立った」(18.3%)という効果を実感している人も多いようだ。
今後も楽天ブックスは、ユーザーの学習意欲を支援するための企画やサービスを展開していく予定だ。
参照元:https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2025/0313_01.html?year=2025&month=3&category=ec