格安SIM利用者満足度、最優秀はケイ・オプティコムの「mineo」
2014年8月26日 13時35分更新
株式会社イードは8月25日、MVNO事業者が提供する格安SIMのベストサービスを選ぶ「格安SIMアワード2014」の調査結果を発表した。MVNO市場の活性やSIMフリー端末の広がりを受けて、今年度から実施される。
調査は格安SIMを現在利用中のユーザーを対象に、ITブロードバンド情報サイト「RBB TODAY」の読者、およびイードの運営するアンケートサイト「あんぱら」の調査モニターの投票によって行われた。「通信速度」「通信容量」「コストパフォーマンス」「オプションサービス」「利用サポート」の5部門の満足度と、総合満足度について評価する方式で、投票期間は2014年7月24日から2014年8月11日、有効投票数は1,427となっている。
総合満足度第1位はケイ・オプティコムの「mineo」となった。総合満足度の他、通信速度部門、オプションサービス部門、利用サポート部門でも優秀賞を受賞している。「mineo」は国内では唯一KDDIの回線を利用しているサービスでり、その点で通信速度部門で他社と差を付けたと考えられる。またMNP、音声通話、国内メーカーの端末セット販売など、格安SIMながら豊富なサービスが用意されており、それらが好評価の理由であると思われる。
2位はインターネットイニシアティブ「IIJmio」、「ビックカメラ BIC SIM」。通信容量部門では優秀賞を受賞。インターネットイニシアティブはMVNOの草分けと言える企業で高い実績を誇る。また「ビックカメラ BIC SIM」はそのIIJmioのサービスを利用したサービスであるが、格安スマホとのセット販売でも注目を浴びる。
3位はビッグローブの「BIGLOBE LTE ・3G」。メールアドレスが付与される他、シャープの端末とのセット販売もあり、MVNOが初めてというユーザーにも分かりやすいプランになっている。
またコストパフォーマンス部門においては、ドリーム・トレイン・インターネットの「ServersMan SIM」が受賞。月額467円からドコモのLTE回線が使えるのが魅力だ。
MVNO市場は活性化してきている分、サービスも乱立気味であり、またMVNOや格安SIMという分野自体がまだまだユーザーに浸透しているとはいえない状況にある。賢く使えば通信費を抑えられる反面、サービスの制限などデメリットもあるのも事実だ。サービスごとのメリット、デメリットを利用者が調べるだけでなく、提供側もよく呼びかけていく必要があると思われる。
主な結果は以下の通りである。
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