KDDIが26年3月期第1四半期の決算発表 減益も順調に増収
2025年8月1日 16時29分更新
KDDI株式会社は2026年8月1日、2025年3月期第1四半期の決算を発表した。売上高1兆4,363億円(前年同期比3.4%増)、営業利益2,725億円(前年同期比1.6%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益1,711億円(前年同期比3.3%減)と増収減益となった。減益においては、期初からの織り込み済みの一過性の損失73億円が影響した。

主要事業は成長しており、期初の想定通りの進捗と強調した。「つなぐチカラ」の成長に引き続き注力し、KPIをパーソナルセグメント+ビジネスセグメントに変更し、モバイル収入の成長に注力。今期ではモバイルARPU、スマートフォン稼働数が順調に成長しており、着実に進捗した。

またモバイル収入の成長には新プランの好発進も要因に挙げられた。「つながる体験」価値とデータ使い放題、データ大容量プランが好評となっている。日常生活内での「つながる体験」以外にも「au Starlink Direct」により、沿岸部、山間部での通信が安心して行うできる。また「au海外放題」では海外に旅行をする顧客層に好評となっており、6月度時点で利用者の6割が通信セットプランに加入している。

次の成長に向け「デジタルデータ×AI」を進める。高輪に「Real×Tech LAWSON」が始動し、今年6月に「未来コンビニ1号店」をオープン。7月にはオフィス環境に特化した店舗2号店もオープンした。リモート接客、スマホレジ、配送ロボットなど最先端技術を取り入れ、生産性の向上を進めている。