J.D. パワー、カラー複合機顧客満足度調査/カラーレーザープリンター顧客満足度調査

2021年9月16日 11時55分更新


 J.D. パワー ジャパンは、2021年カラー複合機顧客満足度調査および2021年カラーレーザープリンター顧客満足度調査の結果を発表した。
 同調査では、スモールオフィス企業(従業員数5名以上30名未満企業)の14%、ラージ&ミドルオフィス企業(従業員30名以上企業)の27%がテレワークを導入していることが確認できた。ラージ&ミドルオフィス企業のうち、従業員数300名~1,000名未満の企業では約4割(41%)、従業員数1,000名以上の企業では約7割(66%)となっており、従業員数の多い企業ほどテレワークが実施されている状況にある。
 また、テレワーク導入企業の半数以上が「文書管理効率化」を今後の課題としてあげており、引き続き多くの企業が文書関連業務においても従来からのワークスタイルの見直しを模索している様子がうかがえるとのこと。
 今後、文書関連業務に関して新たに取り組みたいことやさらに取り組んでいきたいことを聴取したところ、「文書デジタル化や業務プロセス効率化/自動化によるオフィス業務のDX促進」が21%と最も多くあがり、続いて「契約手続きの電子化(電子捺印・電子署名等)」が20%、「勤務先オフィス以外(在宅等)からの社内申請業務(勤怠管理、経費精算、稟議フロー等)の利用環境整備」が12%となった(下図参照)。

 複合機やそのメーカー・販売店の提供サービスが、自社の生産性向上や働き方改革等の業務効率化に「役立っている/役立てている」と回答した企業の満足度は総じて高い傾向にある(下図参照)。

 特に、「テレワーク/在宅勤務の推進」や「チーム/組織内の情報共有やコラボレーション」において役立っていると回答した企業の総合満足度スコアは700pt以上と高い満足度を示している。また、「稟議決裁業務(ワークフロー)」をはじめ、「契約関連業務(電子捺印・電子署名等)」や「経費精算作業」といった決裁関連業務においても、役立っているとする企業はそれぞれ600pt台後半の高い満足度となっている。

 総合満足度ランキングは下記の通り。

【カラー複合機顧客満足度調査】
<ラージ&ミドルオフィス市場部門>※従業員数30名以上企業市場(対象6ブランド)
第1位:リコー(659ポイント)

「保守サービス」「営業対応」の2ファクターで最高評価。
第2位:キヤノン、富士フイルムビジネスイノベーション(同点、654ポイント)
富士フイルムビジネスイノベーションは「商品」ファクターで最高評価。

<スモールオフィス市場部門>※従業員数5名以上30名未満企業市場(対象6ブランド)
第1位:キヤノン(654ポイント)

「商品」ファクターで最高評価。
第2位:リコー(650ポイント)
「保守サービス」「営業対応」の2ファクターで最高評価。
第3位:富士フイルムビジネスイノベーション(642ポイント)

【カラーレーザープリンター顧客満足度調査】(対象5ブランド)
第1位:リコー (643ポイント)

4年連続の総合満足度第1位。「コスト」「保守サービス」の2ファクターで最高評価。
第2位:富士フイルムビジネスイノベーション(639ポイント)
「商品」ファクターで最高評価。
第3位:沖電気(623ポイント)

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