アイス人気1位は「雪見だいふく」。LINEリサーチ
2025年7月22日 11時54分更新
LINEリサーチは2025年6月10日から12日にかけ、全国の15歳から69歳の男女3149名を対象に「好きなアイス」に関する調査を実施した。
今回の全体ランキングでは、「雪見だいふく」が1位を獲得した。もちもちの皮が特徴で、回答者の半数強が支持したという。2位以降は、ひと口サイズの「ピノ」、濃厚な味わいの「ハーゲンダッツ ミニカップ」、パリッとしたモナカ生地の「チョコモナカジャンボ/バニラモナカジャンボ」が、いずれも5割強の僅差で続いた。5位はPARMだった。これら上位4商品は定番アイスが占め、ほぼ横並びの根強い人気を示している。

男女別では傾向が異なった。全体的に女性の方が各アイスへの回答割合が高い傾向にあり、女性全体では「ハーゲンダッツ ミニカップ」が6割強で1位となった。特に50代から60代女性では約7割と高い支持を得ており、素材へのこだわりや高級感が「自分へのご褒美」として支持されている可能性が指摘されている。女性にはこのほか、「PARM(パルム)」「パピコ」「ハーゲンダッツ クリスピーサンド」なども人気で、特に40代女性では「ピノ」が6割台後半で1位だった。
一方、男性では「チョコモナカジャンボ/バニラモナカジャンボ」が5割強で1位を獲得した。30代以降のすべての年代で1位となっており、幅広い層からの支持が明らかになっている。男性には「ガリガリ君」も人気が高く、50代男性では5位にランクインした。また、大容量で食べ応えのある「明治 エッセル スーパーカップ」は10代から20代の男性でトップ5入りを果たしている。
年代別に見ると、全体1位の「雪見だいふく」は10代の男女で共に1位となり、特に10代女性と30代から40代女性で6割台と高い割合を示した。若年層では、片手で手軽に食べられる「クーリッシュ」が10代の男女で5位にランクインするなど、利便性も重視されている。また、60代では「あずきバー」の割合が高く、特に60代男性では2位となっており、昔ながらの素朴な味わいが好まれる傾向が見られた。
今回の調査結果はアイスの嗜好に見られる性別・年代ごとの違いは、味や食感だけでなく、「ご褒美感」や「手軽さ」など、消費者が商品に求める価値が多様であることを示している。こうした価値の充足こそが、顧客満足度の土台となっているといえるだろう。
出典:LINEリサーチ