SUBARU、米国顧客満足度調査で総合1位を獲得
2025年10月24日 11時00分更新

SUBARUは、2025年の米国顧客満足度指数(American Customer Satisfaction Index: ACSI)自動車調査において、安全性や品質、信頼性などの項目で高い評価を得て、マスマーケット部門で総合1位を獲得した。ACSI自動車調査は、無作為に抽出された自動車ユーザーが、自身の所有車に対する満足度を回答し、その結果を100点満点でスコア化するものだ。SUBARUのスコアは85点で、前年から2ポイント上昇し、マスマーケット部門の中で最も高い評価を得たという。特に安全性の分野では6年連続で1位を維持しており、「信頼できるブランド」としての地位を確立しているようだ。そのほかにも商品品質、商品・サービス総合品質、価格に対する価値、信頼性、走行性能の全6項目で部門1位を獲得し、総合的な強さを見せている。

安全性は6年連続、商品品質は5年連続、総合品質と価格に対する価値は3年連続、信頼性と走行性能は2年連続の首位という結果であり、継続的に高水準を維持していることがうかがえる。これらの結果から、SUBARUのクルマづくりがユーザーから強い信頼を得ていることが明らかだと言える。特に安全性能と品質の両面において一貫して高い評価を得ている点は、同社のブランド価値を支える大きな要因となっているようだ。
ACSIは1994年にミシガン大学で開発された米国唯一の全国規模の顧客満足度指数であり、米国内で約40業界・400社を対象に継続的な調査を行う代表的なベンチマーク調査として知られている。2025年の自動車調査は、2024年7月から2025年6月にかけてメールアンケート形式で実施され、合計9,949件の回答をもとにスコアが算出された。SUBARUは企業理念として「安心と愉しさ」を不変の提供価値と定め、人の心や人生を豊かにすることを目指しており、今回の調査結果はその理念が顧客の体験に確実に反映されていることを示している。
SUBARUはこれまでも高い安全性と品質で定評があり、特にアイサイトをはじめとする先進安全技術は、米国市場においてもブランド信頼度を高める大きな要素となってきた。今後もSUBARUは「笑顔をつくる会社」を目指し、商品の品質向上だけでなく、販売店、地域社会、そしてすべてのステークホルダーとの共感を通じて、持続可能な社会の実現に取り組んでいく方針だ。
今回の結果は単なる満足度調査の枠を超え、SUBARUの企業姿勢や長年の取り組みが広く評価された証拠だと言える。自動車業界全体が電動化や自動運転技術の発展など新たな転換期を迎える中で、SUBARUが掲げる「人を中心に据えたクルマづくり」という理念は、今後の時代においても普遍的な価値を持つものであり、世界中のユーザーに安心と愉しさを提供し続けるブランドとしての存在感を一層高めていくことが期待される。
参考URL:https://www.subaru.co.jp/news/2025_09_24_153221/





