都県境の家賃が安い駅ランキングを発表 ー LIFULL HOME’S

2024年9月12日 11時46分更新


 LIFULLが運営する不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)」は、東京都と隣接する神奈川県、埼玉県、千葉県との都県境の駅をもとに「都県境の家賃が安い駅ランキング」を発表した。
 LIFULL HOME’Sでは、家賃を抑えながら都内へのアクセスの良さの両立もできるのではないかと東京都と隣接する神奈川県、埼玉県、千葉県の間を走る、30以上の鉄道路線に注目し、各路線においてギリギリ都内に位置する“ギリ都内駅”と一駅で都内に行ける“ほぼ都内駅”を「都県境の駅」として家賃相場を調査したとのこと。
 同調査では、東京都と隣接する神奈川県、埼玉県、千葉県の各路線のおける都県境の駅ごとの単身向け賃貸物件の家賃相場を比較、差額の大きい順にランキング化したとのことだ。

【東京都-神奈川県】

 東京都-神奈川県編の1位はJR東海道線「川崎」(家賃相場8万6000円)となった。JR東海道線の都県境は、神奈川県川崎市中原区「川崎」と東京都港区「品川」(同10万9000円)で、家賃相場の差額は2万3000円。2駅の間隔は11分だが年間の家賃の差は27.6万円にもなり、生活コストの面でメリットが大きい。また、川崎-品川間には京浜東北・根岸線も通っている。京浜東北・根岸線の都県境は「川崎」と東京都大田区「蒲田」(同9万5000円)で、家賃相場の差額は「川崎」が9000円安かったとのこと。ランキングでは8駅が神奈川県の駅であることから、東京都-神奈川県の都県境では、神奈川県内の“ほぼ都内駅”のほうが安いと言えそうとのことだ。

【東京都-埼玉県】

 東京都-埼玉県編の1位はJR埼京線「戸田公園」(家賃相場6万9000円)となった。JR埼京線の都県境は、埼玉県戸田市「戸田公園」と東京都北区「浮間舟渡」(同8万5000円)で、家賃相場の差額は1万6000円。荒川を挟んだ2駅の間隔はわずか3分、“ほぼ東京”と言える駅の1つで、また、「戸田公園」はJR埼京線の利用で「池袋」「新宿」「渋谷」などの主要ターミナル駅まで約30分でアクセスが可能な上、家賃を抑えられ生活コストの面でメリットが大きい街とのこと。ランキングをみると7駅すべてが埼玉県の駅であることから東京都-埼玉県の都県境では、埼玉県の“ほぼ都内駅”のほうが安いと言えそうとのことだ。

【東京都-千葉県】

 東京都-千葉県編の1位はJR総武本線「市川」(家賃相場7万3000円)となった。JR総武本線の都県境は、千葉県市川市「市川」と東京都江戸川区「新小岩」(同7万3000円)で、家賃相場の差額は4500円。江戸川を挟んだ2駅の間隔は5分、「市川」は“ほぼ東京”と言える駅の1つで、また、「市川」は、総武線(中央・総武緩行線)も利用でき、東京方面と新宿方面へダイレクトにアクセスできる。駅周辺にはスーパーや商業施設があり、毎日の買い物に困ることはないとのこと。千葉県に隣接する葛飾区、江戸川区、足立区は都内でも家賃相場が抑えられている傾向にあり、ランキングでも“ほぼ都内駅”と“ギリ都内駅”が同数であることから東京都-千葉県の都県境は、都内や千葉県に限らずエリアや路線によって家賃相場が安くなることが分かったとのことだ。

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