物件の探し方ランキング

2022年12月14日 15時41分更新


 不動産情報サービスのアットホーム株式会社は、2021年3月~2022年10月に賃貸物件へ引越しを経験した、および2023年3月までに引越しを検討しており、現在住まい探しをしている18~50歳を対象にオンラインでの住まい探しについて調査を実施した。

<トピックス>

  • 住まいの探し方
    ・経験者・検討者ともに「不動産ポータルサイトで検索」がトップ
    ・必ず見たい写真は「間取り図」と「風呂・トイレ・キッチンなどの水回り」が上位

  • 選ばれる不動産会社とは
    ・検討者は物件写真の「枚数」と「見やすさ」を重視
    ・内見方法は経験者「車で案内」、検討者「現地で待合せ」と回答

  • オンラインでの手続き
    ・入居申込の手続きは検討者の半数以上が「自宅でWebフォームに入力」を希望
    ・重説・契約は検討者の3割以上が「オンライン」を希望
    ・初期費用は「クレジットカード」での支払いを希望する人が約6割

<調査結果>
■物件の探し方は経験者・検討者ともに「不動産ポータルサイトで検索」がトップ
 物件の探し方を聞いたところ、経験者は48.8%、検討者は54.0%が「不動産ポータルサイトで検索」と回答した。さらに、経験者・検討者ともに「不動産ポータルアプリで検索」が続きました。また、「不動産会社のホームページで検索」がいずれも約3割、「不動産会社のSNSで検索」が1割以上いることから、不動産会社の公式サイトやSNS の充実も求められるようだ。

■必ず見たい写真は「間取り図」と「風呂・トイレ・キッチンなどの水回り」が上位
インターネットで物件を探す際に必ず見たい写真について、経験者の76.3%が「間取り図」、検討者の73.5%が「トイレ」と回答しました。「トイレ」と回答した人は、きれいさや広さ、温水洗浄便座かどうかを確認したいという声が上がった。

■検討者は物件写真の「枚数」と「見やすさ」を重視
 複数の不動産会社が同じ物件を取り扱っている場合の問合せ基準を聞くと、経験者は「取り扱っている物件数が多い」がトップ。一方、検討者は「物件写真の枚数が多い」「物件写真がきれいで見やすい」が最多で、「写真」を重視する人が多いようだ。

 

■内見方法は、経験者「車で案内」、検討者「現地で待合せ」と回答
 内見方法については、経験者は「不動産会社の店舗で待合せして車で訪問」、検討者は「現地で待合せして訪問」がトップ。また、「内見はしなかった/内見はしなくても良い」が1割以上いることから、インターネットの情報だけで十分と考えている人もいるようだ。

 

■入居申込の手続きは検討者の半数以上が「自宅でWebフォームに入力」を希望
 検討者の半数以上が入居申込方法について「自宅でWebフォームに入力」を希望しした。一方で「現地で書類に記入」の希望も多いことから、いずれの方法にも対応できることが求められているようだ。

■重説・契約は検討者の3割以上が「オンライン」を希望
 重説・契約は「オンライン」を経験したのは2割未満に対し、検討者の3割以上が希望した。訪問や記入の手間を減らしたいというニーズがあるようだ。また、2022年5月の宅地建物取引業法により、今後さらにオンライン化が進むことが予想される。

■初期費用は「クレジットカード」での支払いを希望する人が約6割
 検討者に初期費用の決済方法について聞いたところ、約6割がクレジットカードでの支払いを希望しました。初期費用は数万~数十万と高額なことも多いため、クレジットカード払いによるポイントを得たいというニーズもありそうだ。

<調査概要>
■調査対象/2021年3月~2022年10月に賃貸物件へ引越しを経験および2023年3月までに引越しを検討しており、現在住まい探しをしている18~50歳の男女800名

■調査方法/インターネットによるアンケート調査

■調査期間/2022年10月6日(木)~10月12日(水)

※小数第2位を四捨五入しているため、合計100%にならない場合がある。

<調査結果について>
 アットホームでは本調査をはじめ、賃貸物件に住む人や一戸建て・マンションを購入した人などに住まいに関する調査を定期的に行っている。その他に「不動産取引における書類のオンライン化・電子サイン関する実態調査」や「住まい探しで見落としがちな物件情報ランキング」など不動産業界のトレンドに合わせた調査も実施している。

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