ペット保険のWebサイト使い勝手1位はアイペット損保―トライベック・ストラテジー

2017年9月20日 12時41分更新


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 トライベック・ストラテジー株式会社は、グループ子会社である株式会社トライベック・ブランド戦略研究所のユーザビリティ診断プログラムを用いて「Webユーザビリティランキング<ペット保険(損害保険)編 2017>」を実施し、ペット保険商品を取り扱う損害保険会社4社の公式Webサイトを対象にユーザビリティ(使い勝手や安全性など)について評価した。
 同調査は2017年8月上旬から8月下旬にかけて実施。ペット保険の取り扱い会社には「損害保険会社」と「少額短期保険会社」があり、本調査の対象は損害保険会社に分類される「アニコム損保」、「アイペット損保」、「アクサダイレクト」、「au損保」の4社。
 
 
【評価方法】
 トライベック・ブランド戦略研究所のユーザビリティ診断プログラムを用いて、「A.アクセス性」、「B.サイト全体の明快性」、「C.ナビゲーションの使いやすさ」、「D.コンテンツの適切性」、「E.ヘルプ・安全性」の5評価軸、全98項目について評価。

【Webユーザビリティランキングについて】
 トライベック・ストラテジーおよびグループ子会社のトライベック・ブランド戦略研究所では、国内主要企業150社のWebサイトを対象とした「主要企業Webユーザビリティランキング」を毎年発表している。また、季節や時流にあわせたテーマでグルーピングしたWebサイトを対象とした小規模な調査を短期間で実施することで、さらにタイムリーかつ詳細なトレンドを定期的に情報発信している。

 ペット人気にともない”ペットは家族の一員”という価値観が世間に定着してきた一方で、医療技術の成熟によってペットの寿命が伸び、これまでよりも長生きするようになった。そんな中、ペットと安心して暮らしたいペットオーナーの経済的な問題をカバーしてくれる「ペット保険」のニーズが高まりつつある。そこで、今回はペット保険を取り扱う損害保険会社4社の公式Webサイトを対象としたユーザビリティ調査を実施、ランキングとして発表した。

<ランキング>
1位:アイペット損保
ペット保険

2位:アニコム損保
アニコム

3位:アクサダイレクト
アクサ

4位:au損保
au損保

 ランキング1位は「アイペット損保」。「A.アクセス性」の評価が若干低いものの、それ以外のすべての評価軸において80点を超えるなど、全体的に高い評価となった。なかでも「E.ヘルプ・安全性」は他社が軒並み伸び悩む中、81点の高評価を獲得。消費者がWebサイトを訪れた際、最初にとる重要なアクションとなり得る「資料請求」や「見積り」等の各種フォームは、初心者にも使い勝手が良く、安心して利用できることが高評価に繋がった。
 ランキング2位の「アニコム損保」は「B.サイト全体の明快性」と「D.コンテンツの適切性」で、またランキング3位の「アクサダイレクト」は「C.ナビゲーションの使いやすさ」と「D.コンテンツの適切性」でそれぞれ90点を超える高評価を獲得したが、ともに「A.アクセス性」、「E.ヘルプ・安全性」の評価が伸び悩んだ結果、僅差で総合1位には届かなかった。4位の「au損保」は「A.アクセス性」を除く4つの評価軸で評価が最下位となり、他の3社のスコアからはかなりの差がみられる結果となった。

■ペット保険(損害保険)サイトの傾向と課題
・ペット保険を含めた保険業界全体のWebユーザビリティが成熟レベルに達し、
ペット保険(損害保険)の4社が獲得したスコアを「Webユーザビリティランキング2016<企業サイト編>」の150社ランキングに当てはめた場合、トップの「アイペット損保」は20位に相当する順位となる。次いで「アニコム損保」が25位、「アクサダイレクト」が27位相当と、僅差でかなりの高評価となっている。もともと保険業界のWebサイトは、企業サイト編における150社ランキングの10位圏内に2社が入る(「損保ジャパン日本興亜」6位、「三井住友海上火災」8位)など各社レベルが高く、ペット保険を含めた保険業界全体のWebユーザビリティが成熟レベルに達しているといえる。

・空前の「猫ブーム」が取りざたされる昨今、全国犬猫飼育実態調査(一般社団法人ペットフード協会)によると、2010年には犬が猫よりも約225万頭も多かった飼育頭数も、2016年には犬が約988万頭、猫が約985万頭と、その差はごくわずかとなっている。各社とも犬・猫の双方に対応する保険商品を取り揃えているが、アクサダイレクトのWebサイトでは、訪問時にまず「ペットの種類(犬・猫)」を選択することで、それに応じた内容を表示する方法を採用。ユーザーの目的にあわせて内容を出し分けることで、Webサイトの使い勝手を向上させている好例とのこと。

 動物医療技術の高度化・先進化にともない、ペットの高齢化はますます進み、治療にかかる費用も更に増大することが予想される。しかし、認知度こそ高まりつつあるペット保険だが、2016年の国内ペット保険加入率は、まだ5%程度にとどまっている。人とペットが安心して暮らせるより良い社会を実現するためにも、ペット保険各社にはWebサイトを通じてペット保険の重要性をしっかりと啓蒙していくことが今後のペット保険加入率上昇のカギだ。

 
 
 
 
 
 

 
 
 

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