料理待ち、15分以内が満足度を左右。NEXER調査

2026年4月23日 10時00分更新


 株式会社NEXERと業務用食材通販「ミクリード」は4月20日、飲食店における料理提供スピードへの意識調査の結果を発表した。外食経験のある30代・40代の男女各50名、計100名を対象にインターネットアンケートを実施。待ち時間の許容範囲から店舗印象への影響まで、幅広い項目にわたる結果が明らかになった。

調査によると、料理提供までの許容時間として「15分以内」を選んだ割合は、30代で30.0%、40代で42.0%といずれも最多だった。次点に入ったのは30代が「10分以内」(26.0%)、40代が「20分以内」(26.0%)と、世代によって傾向に違いが見られる。40代は「15分以内」への回答が30代より12ポイント高く、許容時間がより明確に絞られている一方、30代では「30分以上でも気にならない」と答えた層が8.0%存在し、個人差が大きい。

提供の遅れが印象悪化に直結、30代はよりシビアな反応

 料理の提供が遅いと感じた経験は、30代の40.0%、40代の54.0%が「ある」と回答。その際の店舗印象の変化では、30代の「かなり悪くなった」が35.0%と、40代(22.2%)より13ポイント高い結果となった。両世代ともに「むしろ丁寧に作っている印象を持った」はゼロで、提供の遅れがポジティブな評価につながるケースは確認されなかった。

 一方、料理提供が早いお店への印象については、30代・40代ともに「効率的だと思う」がそれぞれ56.0%、42.0%で最多となった。30代では次いで「利用しやすいと思う」が42.0%、「サービスが良いと思う」が40.0%と続き、スピードの速さが店舗全体への好感につながっている様子がうかがえる。40代では「忙しいときに助かる」が32.0%で2位に入り、実用的な観点からの評価が目立つ。30代が効率性やサービスの質として受け取るのに対し、40代は時間の節約という実務的な価値として捉える傾向が読み取れる。

「すぐ出てくる一品」、約8割が魅力と評価

 また、「すぐ出てくる一品があるお店は魅力的か」という問いに対し、30代の80.0%、40代の82.0%が肯定的に回答した。具体的なメニューとしては、枝豆・冷奴・サラダのように調理工程が少ないものが多く挙がったほか、フライドポテトや揚げ物など満足感のある一品を求める声もあった。40代ではたこわさびや酢の物といったおつまみ系が目立ち、世代ごとのニーズの違いも浮かび上がっている。

 飲食業界では慢性的な人手不足が続いており、提供スピードの遅延はオペレーション上の課題として多くの店舗が直面している。NEXERは、料理提供のスピードが来店客の評価を大きく左右する要因であり、提供の遅れが店舗印象の悪化につながる傾向があると指摘する。こうした結果を踏まえ、調理済み前菜などを活用して待ち時間の体感を短縮することが、顧客満足度の向上とリピート意向の醸成に寄与するとまとめている。

引用元:株式会社NEXERとミクリードによる調査
ミクリード(https://www.micreed.co.jp/shop/

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