大阪の賃貸人気駅、総合1位は「江坂」
2026年4月24日 10時00分更新

不動産情報サービスのアットホームは4月21日、同社のサイトにおけるPV数を基にした「アットホーム 賃貸・駅ランキング 大阪府編」を発表した。総合1位は前年に続き江坂駅(吹田市)となったが、ファミリー向き物件では福島駅(大阪市)が大きく躍進して首位を獲得するなど、特定層のニーズに変化が見られた。
総合1位は「江坂」、単身からカップルまで厚い支持
大阪府内の賃貸居住用物件において、最も検索・閲覧された駅は江坂駅だった。同駅は大阪メトロ御堂筋線と北大阪急行南北線が乗り入れ、新大阪や梅田、なんばといった主要拠点へ乗り換えなしでアクセスできる交通利便性の高さが特徴だ。駅周辺には多くの企業が本社を構えるビジネス街が形成されている一方、飲食店やスーパーなどの生活インフラが充実しており、職住近接を求める層から安定した支持を得ている。

同駅の強みは幅広い属性に訴求している点にある。間取り別の集計でも、ワンルームから1DKまでの「シングル向き」、1LDKから2DKまでの「カップル向き」の2部門で1位を獲得した。都市部へのアクセスと生活のしやすさのバランスが、タイパを重視する現代の居住者ニーズに合致しているといえる。
再開発が押し上げる「福島」の期待感
今回の調査で際立ったのが、2LDK以上の「ファミリー向き」物件における福島駅の躍進だ。同駅はJR大阪環状線と阪神本線が利用可能で、大阪駅までわずか1駅という立地にある。これまでは飲食店が多く賑やかなイメージが強かったが、近年はうめきたエリアの再開発が進展し、隣接する福島エリアへの注目度が急速に高まっている。
福島駅が首位となった背景には、都心に近い利便性を維持しながら、再開発による住環境の向上を期待する世帯が増えていることがある。大規模な商業施設や公園の整備が進むうめきたへの徒歩圏内であり、資産価値の維持や生活の質の向上を重視するファミリー層にとって、有力な選択肢として定着しつつある状況が浮き彫りになった。
一方でカップル層に目を向けると、九条駅(大阪市)が首位にランクインしている。九条駅は阪神なんば線と大阪メトロ中央線が通り、大阪難波や梅田へのアクセスが良好だ。駅周辺には活気ある商店街が残り、車の移動にも便利な環境が、コストパフォーマンスと利便性の両立を狙う層の満足度につながっている。





