新NISA口座サービス、楽天証券と三井住友銀行が総合1位
2024年7月3日 10時41分更新
この調査は、2024年1月から始まった新NISA制度を実際に利用している全国18~74歳の顧客を対象に実施され、7つの評価項目に基づいて証券会社をランキング化したものだ。
『新NISA 証券会社』総合ランキング
楽天証券の高評価ポイントは以下があげられている。
・7つの評価項目のうち5項目で1位を獲得(口座開設、運用のしやすさ、ポイントのたまりやすさ、提供情報、システム・セキュリティ)
・「ポイントのたまりやすさ」では2位と3.3ポイント差をつけて1位
・30代以上の全年代別ランキングで1位
・「投資初心者」と「ネット取引」のカテゴリーでも1位
楽天証券は、NISA口座数No.1の実績を持ち、楽天グループの強みを活かした独自のサービスを提供している。例えば、「楽天ポイント」での投資や、「楽天カード」と「楽天キャッシュ」を使用したキャッシュレス&ポイント獲得可能な投信積立サービスなどが挙げられる。
さらに、2023年10月からは「楽天・プラス」シリーズを対象とした「投信残高ポイントプログラム」を開始し、低コストで投資信託を運用できる環境を整えているのも評価につながっていると考えられそうだ。
「新NISA 銀行」ランキング
「新NISA 銀行」ランキングでの総合1位は、三井住友銀行となった。
総合1位を獲得した三井住友銀行の高評価ポイントは以下があげられている。
・「取扱商品」と「システム・セキュリティ」の2項目で1位
・レベル別「投資初心者」、取引方法別「対面取引」でも1位
・投資商品の豊富さ
・Webサイトや取引ツールのメンテナンス頻度
この結果から、三井住友銀行の新NISA口座サービスが、特に投資初心者や対面取引を好む顧客から高い評価を得ていると考えられる。
また、三井住友銀行の高評価を得たポイントは「新NISA口座サービスにおいて商品の多様性」と「使いやすさ」の両面で評価を得ている点だと推測される。特にSBI証券との連携により、銀行単独では提供が難しい幅広い投資商品やサービスを実現していることが評価につながっていると考えられそうだ。
調査主体:株式会社oricon ME
調査方法:インターネット調査
サンプル数:3,247人
規定人数:100人以上
調査企業数:26社
定義:金融庁の認可を受けており、2024年1月1日から導入された新しいNISAを取り扱っている証券会社。
ただし、対面での口座開設・取引のみに対応している証券会社は対象外とする
調査期間:2024年4月5日~同年4月15日
調査対象者:【性別】指定なし【年齢】18~74歳【地域】全国
条件:証券会社で2024年1月1日から導入された新しいNISAの口座での資産運用や取引をおこなっている人。
ただし、旧NISA口座のみを使用している人は対象外とする
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