世界の生活環境/衛生ランキング2018、今年もトップはウィーン、衛生部門では神戸が8位ー米マーサー調べ
2018年3月26日 11時50分更新
米コンサルティング会社マーサーは、「2018年世界生活環境調査(Quality of Living Survey)-都市ランキング」を発表した。それによると、生活環境の最も高い都市は9年連続でウィーン。日本の主要都市では、東京と神戸が50位、横浜が55位、大阪59位、名古屋64位という結果になった。トップ10のうち8都市がヨーロッパ。アジア太平洋で最高位となったのはシンガポールで全体の25位だった。
都市の魅力を決定づける上で重要な要素である廃棄物処理、排水・下水施設、感染症の発生水準、大気汚染、水道の整備状況や水質などを各都市において評価した、「都市の衛生ランキング」も発表。衛生ランキングの首位はホノルルで、ヘルシンキとオタワが共に2位に続き、ダッカ (230位)とポルトープランス (231位)が最下位2都市となった。
◇ウィーンが9年連続「世界生活環境ランキング」の首位
◇日本の主要都市の順位は、東京 (50位)、神戸 (50位)、横浜 (55位)、大阪 (59位)、名古屋 (64位) (東アジアの上位5都市)
◇新興都市は生活水準向上により世界の人材を誘致
◇「都市の衛生ランキング」ではホノルルが首位
生活環境ランキングトップ10都市は以下の通り。
1. ウィーン (オーストリア)
2. チューリッヒ (スイス)
3. オークランド (ニュージーランド)
4. ミュンヘン (ドイツ)
5. バンクーバー (カナダ)
6. デュッセルドルフ (ドイツ)
7. フランクフルト (ドイツ)
8. ジュネーブ (スイス)
9. コペンハーゲン (デンマーク)
10. バーゼル (スイス)
10. シドニー (オーストラリア)
マーサーによると、ヨーロッパではイギリスのEU離脱による不確実性の高まりによって経済が不安定となり、一部の国では政情不安が続いているものの、引き続き多くの都市が高い生活環境を維持し、海外駐在員にとって魅力ある赴任地となっている。
衛生ランキングトップ10都市は以下の通り。
1. ホノルル (アメリカ)
2. ヘルシンキ (フィンランド)
3. オタワ (カナダ)
4. ミネアポリス (アメリカ)
5. オークランド(ニュージーランド)
6. ウェリントン(ニュージーランド)
7. アデレード(オーストラリア)
8. カルガリー (カナダ)
8. コペンハーゲン (デンマーク)
8. 神戸
8. オスロ (ノルウェー)
8. ストックホルム (スウェーデン)
8. チューリッヒ(スイス)