街の魅力度ランキング2023<都道府県版>
2023年10月6日 10時00分更新
大東建託株式会社は、過去最大級の居住満足度調査を行い、「いい部屋ネット 街の魅力度ランキング2023<都道府県版>」として集計した。
なお、本ランキングが定義する魅力度とは、実際に住んでいる人々が、住んでいる街についてどれくらい満足しているか、また、住んでいない人々に地域の魅力がどの程度伝わっているかを指している。
以下、リリースより一部抜粋
•順位は、居住者の居住満足度と満足度8因子・建物満足度・主観的幸福度・住み続けたい意向の12項目と、非居住者の居住訪問経験(5項目)、認知(2項目)、居住訪問希望(3項目)、個別評価(8項目)の18項目、合計30項目のそれぞれの順位の平均を元に算出。
項目の詳細は以下の表「街の魅力度ランキング2023<都道府県>TOP41(項目別)」に掲載している。ただし、主観的幸福度・住み続けたい意向について、2023年版<都道府県版>のリリースを未発表のため2022年の順位を使用し、それ以外の居住者評価は2023年の数値を使用。非居住者評価は、2023年の回答者のみを対象としている。
•30項目の評価項目の評価点数・正規化点数(偏差値)の平均を用いると特定項目で突出した値があった場合にその影響が非常に大きくなり、事実上項目に上乗せされるため、順位平均でランキングを作成。
•非居住者評価は、回答者の居住都道府県以外の都道府県をランダムに表示し、一人につき一つの都道府県について回答するよう制御している。
•居住満足度・建物満足度・住み続けたい意向は5段階評価、主観的幸福度は10段階評価、経験・関係は2段階評価(はい・いいえ)、それ以外の非居住者評価は5段階評価(そう思う・どちらかといえばそう思う・どちらでもない・どちらかといえばそう思わない・そうは思わない)。
•街の魅力を発信することを目的としているため、下位(42位以下)の順位は公開していない。
総 評
■魅力度(都道府県)トップは、2年連続で福岡県
2年連続で福岡県が1位に輝いた。2位は神奈川県(昨年3位)、3位は京都府(昨年4位)、4位は兵庫県(昨年2位)。5位は、2年連続で東京都となっている。福岡県は、居住者評価では5位、非居住者評価では2位。居住者評価では「行政サービス」や「物価家賃」で2位の評価を得ている。一方、非居住者評価では、「仕事で行ってみたいと思う」1位、「食べ物がおいしい」2位、「住みやすそう」3位などの評価が高くなっている他、「住んでみたいと思う」「観光に訪れたいと思う」などの希望項目についても高い評価を得ている。5位の東京都は、居住者評価は3位だが非居住者評価は9位。居住者評価・非居住者評価ともに1位の項目が47都道府県で最も多いものの、居住者評価の「自然観光」項目、非居住者評価の「住みやすそう」「自然が豊か」「景勝地や温泉が多い」などの項目に関する評価が低く、街の魅力度としての全体順位を下げている。
■観光地としての魅力度(都道府県)は、北海道・京都府・沖縄県が今年もトップ3に
「観光に訪れたいと思う」の項目では、2年連続で1位北海道、2位京都府、3位沖縄県となった。非居住者評価を項目別にみると、北海道は「自然が豊か」「食べ物がおいしい」「景勝地や温泉が多い」でいずれも1位、京都府は「歴史的建造物・文化財が多い」で1位、「景勝地や温泉が多い」で2位、沖縄県は「気候が良い」で1位、「自然が豊か」2位と、道府県の観光地としての魅力にも特徴がありそうだ。
■魅力度(都道府県)で茨城県・群馬県・栃木県も健闘
他社のランキングで話題になった茨城県は総合41位(居住者評価40位・非居住者評価39位)、群馬県は総合33位(居住者評価17位・非居住者評価38位)、栃木県は総合30位(居住者評価26位・非居住者評価32位)と上位ではないものの最下位近くでもない。
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