2019年コンビニおにぎり人気調査、人気No.1は「ツナマヨ」系!おにぎり協会調査
2019年6月18日 14時38分更新
一般社団法人おにぎり協会は、コンビニエンスストアにおけるおにぎりの人気トレンドを調査し、その結果を発表した。
■各社とも定番おにぎりに注力! 昨年に続き、健康志向おにぎりの販売も継続
調査の結果、各社ともに「ツナマヨ・鮭・梅・昆布」などの定番おにぎりに力を入れていることが判明した。特に「ツナマヨ」系おにぎりは、各社とも2018年度の人気ランキングで1位を獲得している。
「定番商品、特に品質を追求している手巻きタイプのおにぎりが伸長しました」(セブン‐イレブン)、「定番おにぎりはリピーターの多い商品ですので、よりごはんに合う味や食感などに拘って研究していきます」(ファミリーマート)、「定番商品をさらにおいしく値ごろ感で販売継続」(ミニストップ)など、価格や具材、調理法から見直し、定番おにぎりの品質をさらに高めて販売する動きが見られる。
加えて、昨年のトレンドだった健康志向おにぎりも、各社継続して取り組んでいる。
セブン⁻イレブンは健康米を使用した「もち麦おむすび」シリーズが定着し、販売が伸長。ファミリーマートは昨年度から展開していた「スーパー大麦」シリーズでは「梅ゆかり」が人気。最近は女性だけでなく、男性にも購入者層が広がったとのこと。
今後も、各社から様々な種類の健康志向おにぎりが登場してきそうだ。
■新作おにぎりはバラエティ豊かな顔ぶれに ローソンは「悪魔のおにぎり」が躍進
2018年に発売された新作おにぎりは、セブン‐イレブンの「もち麦もっちり!焼肉ビビンバ」、ファミリーマートの「直巻 焼さば」や「スーパー大麦 梅ゆかり」、ミニストップの「鶏めし」など、バラエティ豊かな顔ぶれに。それぞれ味や種類はほとんど被っておらず、各社とも独自性を持った新商品を展開している様子が伺える。
中でも、ローソンの新商品「悪魔のおにぎり」は通年人気ランキングでも第2位を記録するなど躍進を果たした。仰々しい名前だが、やみつきになる悪魔的なおいしさというのが名前の由来。白出汁で炊いたご飯に天かす、あおさ、天つゆを混ぜ込んで握ったおにぎり。2019年4月10日時点で累計販売数が2,900万個を突破し、第2フレーバーとして「悪魔のおにぎり(四川風担々麺味)」なども発売。新たな定番おにぎりの1つとして仲間入りしそうだ。
■次のトレンドは「食感」にこだわったおにぎり
ローソンは2019年の注力ポイントとして「金しゃりシリーズ」を挙げた。このシリーズは厳選した国産米を配合して作られており、粒立ちが良くふんわりとした食感が特徴となっているそうだ。
また、ファミリーマートは定番おにぎりの「鮭はらみおむすび」に塩麹を使うことで、旨味を感じやすく、ふっくらとした食感を出すようにリニューアル。同社は2019年3月から醤油やラー油などの調味料を具とした、一味違う食感のおにぎり「めしのトモ」シリーズの販売も開始している。
今後は定番・新商品ともに「食感」にこだわったおにぎりがトレンドになりそうだ。
■調査概要
・調査タイトル:2019年コンビニおにぎり人気調査
・調査実施:一般社団法人おにぎり協会
・調査対象企業:株式会社セブン‐イレブン・ジャパン、株式会社ファミリーマート、ミニストップ株式会社、株式会社ローソン(50音順)
・調査地域:全国
・調査期間:2018年4月〜2019年3月