情シス・DX担当の生成AI利用実態調査、ChatGPTが1位。(Ragate)
2026年1月20日 09時00分更新

Ragate株式会社は、情報システム部門やDX推進室の担当者505名を対象とした「企業における生成AIツール利用実態調査」の結果を公表した。調査により、ChatGPT、Copilot、Geminiの3サービスによる「3強構造」が明確になっている。企業におけるツール選定の基準は、単純な性能比較から既存システムとの統合性へとシフトしている実態が浮き彫りとなった。
この調査は2025年12月、企業のITおよびDX推進に関わる実務者を対象に実施されたもの。業務で利用されている生成AIツールは「OpenAI ChatGPT」が45.5%で最大シェアを占めている。これに「Copilot for Microsoft 365」が33.9%、「Google Gemini」が30.7%で続き、上位3ツールが市場を牽引する形となった。約2社に1社がChatGPTを導入しており、先行者優位による認知の定着がシェア拡大に寄与している。

主要な3強ツール以外にも、特定のニーズに応じたサービスの利用が進んでいる。セキュリティ要件が厳しい企業やクラウドインフラとの統合を重視する層では、Google Vertex AI(8.2%)やAzure OpenAI Service(7.7%)、Amazon Bedrock(5.6%)が選ばれている。これらのサービスは、既存のAzureやGCP、AWSといった環境との統合性や、高度なセキュリティ機能が評価されている。
企業がツールを選定する際の主なポイントは、以下の4点だという。
・既存IT環境との親和性
・主な利用シーン
・セキュリティ要件
・コスト構造
例えばMicrosoft 365環境を利用する企業ではCopilot、Google Workspace環境であればGeminiを選択するといった、エコシステム内での完結を優先する傾向が強い。これはユーザーの使いやすさへの配慮に加え、文書作成やデータ分析、コード生成といった具体的なユースケースへの最適化を狙いとしている。また、ユーザー課金型かAPI利用量課金型かなどのコスト構造や、セキュリティ要件の適合性も重要な判断基準となっている。
Ragateの考察によると、今後は「汎用利用はChatGPT、業務統合はCopilot」といった、複数ツールの併用や用途別の最適化がさらに活発化すると予測されている。また、既存のビジネスツール環境を持つ企業では、自社のエコシステム内での採用が今後さらに加速する見通しとのことだ。
詳細は下記を参照。
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【2025年調査】ChatGPT vs Gemini vs Copilot|企業が選ぶ生成AIツールの決め手とは





