もらって嬉しかった「昇進祝い」ランキング!
2024年3月18日 11時24分更新
調査機関:クラウドワークス
調査方法:インターネットでのアンケート調査
調査対象:20~60代以上の男女
有効回答人数:214名
株式会社クオーレによる調査
春の節目に贈る昇進祝い、選び方のポイントは?
春は新しいスタートの時期であり、多くの方が昇進や栄転の報せを受ける季節。そんな大切な節目に、お世話になった方々へ昇進祝いを贈りたくなる気持ちは自然なことだろう。しかし、何を贈れば喜んでいただけるのか、選ぶのがなかなか難しいのが問題だ。
贈り物選びで失敗しないためには?
昇進祝いを選ぶ際は、相手の立場やこれからの歩みを考える心遣いが大切。プレゼントは、その人の新しいスタートを祝うという気持ちを形にするものでもあるので、精選されたアイテムで、心からのお祝いを表せるとよいだろう。
株式会社クオーレは、実際に昇進祝いをもらったことがある方を対象に「昇進祝いであまり嬉しくない贈り物をもらったことはありますか?」というアンケートをとったところ、以下のような結果となった。
(N=214名、単一回答。2024年3月04日~2024年3月13日に実施したインターネット調査による)
嬉しかった昇進祝い第1位は『ボールペン・万年筆』
(N=214名、単一回答。2024年3月04日~2024年3月13日に実施したインターネット調査による)
「昇進祝いとしてもらって嬉しかったものは何ですか?」という質問に対して、最も多くの票数を集めたものが「ボールペン・万年筆」、次いで「お酒」「グルメ・スイーツ」となった。なぜ嬉しかったのか、その理由を解説していく。
第1位:ボールペン・万年筆
「万年筆は自分では高価なものは買う気になりませんが、良いものが欲しいと思っていたのでバッチリでした。(30代男性)」
「わざわざ高い金額を自分で出してボールペンを買う気持ちにはなかなかなれないが、高級そうなボールペンを使っている上司はかっこよく見えていたので、ティファニーのボールペンを頂いたときはとても嬉しかったです。(40代女性)」
第1位となったボールペン・万年筆だが、理由として「自分ではなかなか買わないが業務で使えて実用性が高い」という方が多い印象だった。
ボールペン・万年筆は、日常的に使用する方が多いが、なかには百円均一のものや会社の備品などで済ませている方もおり、そのような方には少し高めのものをプレゼントすれば喜ばれるだろう。また、名前入りにするとより特別感が出て長く大切に使ってもらえるのではないだろうか。
第2位:お酒
「ワインを貰いました。部下から貰ったものなのですが、私が大のワイン好きだということを、ちゃんと思ってくれていたのだという気持ちが嬉しかったです。(60代男性)」
「良く飲みに行くメンバーから貰ったので私の好みも良く知っていて、それを選んでくれたのが嬉しかった。(40代女性)」
お酒好きな方には、昇進祝いとして「お酒」をプレゼントするとよいだろう。お酒であれば、形に残るものではなく消費するものなので、相手もあまり気を遣わず受け取れる。
よく飲みに行って好みを知っているのであればその好みのお酒をプレゼントしたり、好みがわからない場合はあまり飲む機会のない珍しいお酒を贈ったりするのもおすすめだ。
第3位:グルメ・スイーツ
「消え物なので、好みに合わなくても家族が食べられるし、グルメ系の贈り物は自分では普段買わないものや高級スイーツが多いので嬉しかったです。(30代女性)」
「食べるものが一番うれしいです。それに形として残るものよりもすぐになくなるものの方がうれしいです。(40代女性)」
グルメ・スイーツもお酒と同様に「消え物」である点が、人気を集めていた印象だ。お酒が苦手な方でも好んで食べられ、たとえ好みに合わなかったとしても家族などで食べられるため、もらって困ることは少ないだろう。
嬉しくなかった昇進祝い第1位も実は『ボールペン・万年筆』
(N=214名、単一回答。2024年3月04日~2024年3月13日に実施したインターネット調査による)
昇進祝いをもらって嬉しかったものとして多くの票数を集めたのは「ボールペン・万年筆」だったが、もらってあまり嬉しくなかったものとして多くの票数を集めたものも「ボールペン・万年筆」となった。次いで「お花」「お酒」となっている。下記で、なぜあまり嬉しくなかったのか、その理由も解説していく。
第1位:ボールペン・万年筆
「名前入りのボールペンです。書き心地が悪かったのと、ボールペンはたくさんあるしお気に入りのものもあったので、特に嬉しくはなかったです。(20代女性)」
「万年筆はよくもらうのですが、正直全く使用しません。そのためうれしくないです。(40代女性)」
もらって嬉しいものとしても「ボールペン・万年筆」が挙がったが、普段から使う文房具であるため、こだわる方も多いのではないだろうか。
そのため、お気に入りのものを普段から使っていたり、強いこだわりがあったりする場合は、昇進祝いとして贈るのは避けたほうが無難だ。また、取引先の方に贈る場合、仕事柄ボールペンや万年筆を使用しない可能性もあるので事前によくリサーチしておこう。
第2位:お花
「お花の管理が大変になるから。家の雰囲気にも合うなど考えないといけないから。(20代女性)」
「花束をいただきましたが家に持ち帰るのも大変だし、毎日の水替えなども手間がかかるので実はあまりうれしくなかったです。(50代女性)」
お花が票を集めた理由として、一番多かったものが手間でした。持ち帰る手間やその後の管理の手間を考えると、もらってもあまり嬉しくないようだ。
特に生花は管理が大変なので、お花を贈りたい場合は造花やフラワーアレンジメントなどのほうが喜ばれるだろう。
第3位:お酒
「お酒が飲めないので、自分で楽しむこともできず、感想を聞かれたら困ると思うと誰かにあげることもできず、夫に飲んでもらうしかなかったから。(40代女性)」
「焼酎です。焼酎でも芋かどうかなど、好き嫌いがあるから。(20代男性)」
お酒ももらって嬉しい昇進祝いとして多くの票を集めましたが、贈り相手がお酒が好きなのかどうかをしっかりと把握していなければ、失敗してしまう可能性がある。
また、お酒にはたくさん種類があり、その中でも好き嫌いが分かれることも多いため、相手の好みがわからない場合は慎重になる必要があるだろう。
もらって嬉しくなかったお祝いは『保管している』方が多い
(n=97名、単一回答。2024年3月04日~2024年3月13日に実施したインターネット調査による)
「実は昇進祝いとしてもらって嬉しくなかったものはなにですか?」の設問において、嬉しくなかったことはないと回答した方以外を対象に、もらって嬉しくなかったお祝いを現在どのようにしているか伺ったところ、「保管している」と回答した方が最も多くなった。
次いで、「使用している・使用した」「必要な人に譲った」となっている。また、最も票数が少なかったのが「売却した」であり、貰いものを売却することへの抵抗感などからなかなか売却できないことが挙げられる。
しかし、貰いものが売却できる価値があるものであった場合、それでも売却する人は少ないだろうか。
(N=214名、単一回答。2024年3月04日~2024年3月13日に実施したインターネット調査による)
結果としては、貰いものであっても価値があるものであれば売却する方が多い傾向にあった。
【売却すると回答した方の理由】
「自分は使わないと思うので、売却して他の必要とする誰かに使ってもらったほうが良い。(40代男性)」
「その物を必要とされる方がいらっしゃるのであれば廃棄するより良いから。(30代男性)」
「いただいてから使うことがなく、日数ないし年数が経っていたら、売却も検討すると思う。(30代女性)」
【売却しないと回答した方の理由】
「貰った方にアレ使ってる?など聞かれた時に使用してたり保管してたら素直に答えられるが売却したなんて口が裂けても言えないため。(20代男性)」
「贈り物にはくださった人の気持ちがこもっているし、いつそれを見せる場面がくるかもしれないので念のために手元にとって置きます。(50代女性)」
「せっかく貰ったものなので使わなくても残しておきます。(20代男性)」