動画配信サービス満足度、料金・機能・発見体験で差
2026年3月6日 09時15分更新

ナイル株式会社が運営するエンタメ情報メディア「VOD STREAM」は3月4日、動画配信サービスの利用状況と満足度に関する最新調査結果を発表した。18〜59歳の男女1,038人を対象に2025年12月に実施した定点調査で、総合満足度ではNetflixが2年連続1位を維持した。一方、DMM TVは前回10位から3位へと大幅に順位を上げ、スコア上昇幅0.63ptは全12サービス中最大となった。

DMM TVは料金・作品・使いやすさの3項目で2位以内
項目別の満足度では、「料金満足度」の1位はDMM TV(4.09pt)、「オリジナル番組・作品満足度」の1位はNetflix(3.93pt)、「使いやすさ満足度」でもNetflix(389pt)が首位だった。Netflixの使いやすさにおける高評価の背景には、視聴履歴をもとに次の作品を提案するレコメンド機能の精度があると調査は分析している。
DMM TVは「料金」「オリジナル番組・作品」「使いやすさ」の3項目すべてで2位以内に入っている。月額550円(税込)という業界最安水準の価格を維持しながら、人気マンガの実写ドラマ化など国内向けオリジナルコンテンツへの投資を継続してきた戦略が、複数の評価軸で支持を集める結果につながったとみられる。
U-NEXTは発見体験の質で首位
ジャンル別では、今回新設された「ニッチな作品と出会えたサービス」と「予期せずハマった作品と出会えたサービス」の2つにおいて、U-NEXTが1位を獲得した。見放題作品39万本以上という豊富なラインナップに加え、専門家監修の独自特集5,000本超を通じてテーマ別に作品を整理・紹介する仕組みが、能動的・受動的いずれの発見体験にも寄与しているとみられる。
一方、利用経験数4年連続1位のAmazonプライム・ビデオは、複数ジャンルの充実度で1位を獲得しながら、発見体験の質に関する指標では5位にとどまり、「作品数の多さ」と「見つけやすさ」が必ずしも連動しない実態が浮き彫りになった。
動画配信サービス市場全体の利用経験率は80.1%と前回(80.8%)からほぼ横ばいで推移しており、市場は成熟期にあると見られる。満足度上位3サービスのスコア差がわずか0.07ptにとどまる現状は、コンテンツ投資と体験品質の向上競争が一段と激化していることを示している。





