任天堂、DLソフトを管理 共有可能な「バーチャルゲームカード」導入
2025年3月28日 12時37分更新
任天堂は、Nintendo Switch 2およびNintendo Switch向けに、ダウンロードソフトをより便利に管理できる新機能「バーチャルゲームカード」を27日に発表した。この機能を使うことで、パッケージソフトのようにダウンロードソフトを整理・管理できるようになる。
「バーチャルゲームカード」は、購入済みのダウンロードソフトをカード形式で一覧表示し、ユーザーが遊びたいソフトを選んで本体に「セット」することでプレイ可能になる仕組みだ。セットしたソフトは、本体内の他のユーザーも利用でき、インターネット接続がなくても遊ぶことができる。さらに、Nintendo Switch本体を2台所有している場合は、同じニンテンドーアカウントでログインしていれば、ソフトのセット先を切り替えることができる。これにより、遊びたい本体で自由にソフトを切り替えられるほか、ウェブ上のニンテンドーアカウント管理ページからもカードの操作が可能だ。

この機能を利用できるのは、1つのアカウントにつき同時に2台まで。2台目の本体で初めて使用する場合は、ローカル通信によるペアリング(認証)作業が必要となる。また、Nintendo Switch 2専用ソフトについては、Nintendo Switch 2本体でのみセットできる仕様だ。なお、カードのセットや取り外し時にはインターネット接続が求められる。加えてファミリーグループに登録された家族間での「貸し出し」機能も用意されている。これにより、自分が所有するダウンロードソフトを、ファミリーグループのメンバーに最大14日間貸し出すことができる。貸し出し中でも返却はいつでも可能で、期間終了後は自動的に返却される仕組みだ。返却後もプレイデータは保存されており、再度借りたり、自分でソフトを購入すれば続きから遊べるようになっている。

「バーチャルゲームカード」はダウンロードソフトの柔軟な管理や家族間での共有を可能にし、ユーザー体験のさらなる向上を図る機能と言えるだろう。なおNintendo Switchでは2025年4月下旬よりサービスの利用が可能となり利用の際には本体の更新が必要となる。
参照元:https://www.nintendo.com/jp/games/virtual-game-card/index.html