10代のアプリ利用実態:教育ツールが定着、動画・効率化は全年代上回る(フラー調査)
2026年6月24日 09時30分更新

フラー株式会社は、アプリ市場分析サービス「App Ape」のデータをもとに、10代(10〜19歳)のスマートフォン利用実態をまとめた「年代別アプリ利用動向レポート2026 10代編」を公開した。10代ユーザー1人あたりの月間アプリ利用個数は40.0個で、全年代平均の48.0個を下回った。
保護者管理・学習アプリの利用率が突出、アプリ利用個数は全年代平均を下回る
カテゴリ別では、「ゲーム」が5.0個、「仕事効率化」が2.7個、「動画プレーヤー&エディタ」が1.8個となり、いずれも全年代平均を上回った。一方、「ツール」は10代が7.7個、全年代が7.8個でほぼ並んだが、それ以外のカテゴリ、特に「ライフスタイル」(2.1個/5.0個)、「ファイナンス」(1.4個/4.1個)、「ショッピング」(1.2個/3.7個)では全年代平均を大きく下回った。
月間利用者数10万人以上のアプリを対象とした分析では、10代ユーザーの割合が高いアプリは「保護者による使用制限」アプリが89.9%と最も多く、続いて学習支援サービス「スタディサプリ」が87.8%、英単語学習アプリ「ターゲットの友」が84.5%、学校向け学習支援サービス「ロイロノート・スクール」が75.1%となった。
5位以降は、ゲームアプリ「プロスタ」(74.3%)、学習管理アプリ「Studyplus」(73.1%)、写真共有アプリ「BeReal.」(65.1%)、教育機関向けツール「Google Classroom」(56.4%)、デザイン制作アプリ「WidgetClub」(55.8%)、ゲームアプリ「ONE PIECE バウンティラッシュ」(55.5%)となっている。

上位には学習支援ツールが占める一方で、ゲームやSNS、写真共有アプリも上位に入り、学習用途と娯楽用途の双方で年代特有の利用傾向がみられる。利用個数全体では全年代平均を下回るものの、ゲームや作業効率化(学習用途含む)のカテゴリでは10代の利用が際立っており、限られたアプリを集中的に使う傾向がうかがえる。
時間帯別の利用率では、0時~13時にかけて10代の利用率が全年代を下回る一方、15時~22時にかけては全年代を上回る水準で推移している。フラーは、学校が終わる時間帯以降にスマートフォン利用が増加し、放課後から夜にかけて利用が活発になる傾向がみられると分析している。
直近1年以内にリリースされたアプリの利用個数は、0個が10代で52.2%、全年代で51.6%と最も多く、1個(10代25.4%/全年代25.9%)、2個(11.7%/11.4%)と続き、平均利用個数は全年代・10代ともに1.0個で大きな差はみられなかった。一方、10代の利用割合が高い新規アプリには、生成AIサービス「Grok 生成AI」や「LINE:もじけし」などが挙げられ、生成AIやゲーム、エンタメ領域で一定の受容がみられた。
出典:フラー株式会社「年代別アプリ利用動向レポート2026 10代編」





