アクアマリンふくしま「流行魚大賞2019」、人気No.1はチョウチンパール
2019年11月26日 10時10分更新
アクアマリンふくしま(福島県いわき市)は、11月24日にアクアマリンふくしまで今年一番人気になった魚を決める「流行魚大賞2019」の結果を発表した。大賞に輝いたのは夏の金魚まつりで展示された「チョウチンパール」だった。今年初めて開催した流行魚大賞は約4,800人が参加した。
「流行魚大賞2019」ランキング

第1位に輝いたのは丸くて可愛らしいフォトジェニックな金魚である「チョウチンパール」(1,110票)だった。第2位はアクアマリンふくしまで開館当初より調査・研究している「シーラカンス」(768票)、第3位は日本ではアクアマリンふくしまでしか見ることができない深海魚「タマコンニャクウオ」(640票)だった。また、Twitterでの得票数が最も多かったのは天女のように美しい深海魚「ハゴロモコンニャクウオ」(503票中Twitterは159票)だった。11月24日の発表会ではアクアマリンふくしまの公式キャラクター「権兵衛」(ごんべえ)が登場し、イラストレーター・友永たろさんがデザインしたチョウチンパールステッカーを200 名様に配布した。

アクアマリンふくしまでは、毎年夏に金魚まつりを開催し、 2018年に新たに金魚館を新設するなど金魚の展示に力を入れてきた。今回チョウチンパールの1位を記念し、11月24日~12月15日の期間、エントランスホールにチョウチンパールの水槽と大型看板を設置する。
第2位にランクインしたのは太古から姿を変えず「生きた化石」と呼ばれるシーラカンスだが、現在生き残っているのは2種類のみ。アクアマリンふくしまは世界で唯一2種類の標本を同時に展示している水族館だ。
第3位のタマコンニャクウオは、世界でアクアマリンふくしまだけでしか展示されていない貴重な魚。2007年北海道の知床半島沖水深200~500mで発見された深海魚で、世界でまだ知床沖でしか見つかっていない。
Twitter得票数第1位はハゴロモコンニャクウオ。アクアマリンふくしまの看板にも起用されている深海魚。標準和名が無い魚だったが、アクアマリンふくしま等の研究で、2017年11月末にこの名前が付けられた。
【アクアマリンふくしま「流行魚大賞2019」結果】
投票期間:2019年10月5日~10月27日
総票数:4,883票集計方法:館内に設置した各生物の写真パネルに貼られた投票シールの数とtwitterに投稿した際の「いいね」数の合計