2025年本屋大賞、大賞は阿部暁子氏の『カフネ』
2025年4月10日 10時11分更新
全国の書店員が選ぶ「2025年本屋大賞」の発表会が4月9日、東京の明治記念館にて開催された。全国488の書店から652人の書店員が一次投票に、336の書店から441人が二次投票に参加し、各賞が決定した。
2025年本屋大賞結果発表
本屋大賞:
本屋大賞に輝いたのは、阿部暁子氏の『カフネ』(講談社)。581.5点という高い支持を集め、書店員からの熱い推薦コメントが多数寄せられた。

〈書誌情報〉阿部暁子『カフネ』
定価:1870円(税込)
発売日:2024年5月20日
ISBN978-4-06-535026-3
翻訳小説部門:
翻訳小説部門の第1位は、レベッカ・ヤロス氏の『フォース・ウィング―第四騎竜団の戦姫―』(原島文世訳、早川書房)が獲得した。

発掘部門:
発掘部門では、クラフト・エヴィング商會氏の『ないもの、あります』(ちくま文庫)が選ばれた。推薦者の三省堂書店東京ソラマチ店の安田美重氏は、「タイトルだけで優勝です。指摘するまでもなく、矛盾しています。」と、そのユニークな魅力を語っている。

受賞作品の詳細や他の受賞作品は本屋大賞のサイトから確認できる。
https://www.hontai.or.jp/